電験三種 理論の完全攻略
すべての科目の土台となる最重要科目を徹底攻略
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理論科目とは
「理論は難しい」「交流回路で挫折した」——電験三種を目指す方から、そんな声をよく聞きます。実際、理論は4科目の中でも計算問題が多く、合格率が低い最難関科目のひとつです。複素数やベクトルが登場する交流回路でつまずく受験生が後を絶ちません。
しかし、理論は電験三種4科目の中で最初に学ぶべき科目です。電気の基礎理論(静電気・磁気・回路理論)を中心に、電子工学や計測に関する知識が問われます。
ここで学ぶ内容は、電力・機械・法規の計算問題を解くための土台になります。理論をしっかり固めることで、他の3科目の学習効率が大幅にアップします。逆に言えば、理論を攻略した受験生は、残り3科目の合格が一気に近づきます。焦らず、まずは理論の基礎から積み上げていきましょう。
- 出題形式:五肢択一式
- 出題数:20問(A問題14問 + B問題6問)
- 試験時間:90分
- 合格基準:60点以上(調整あり)
出題傾向と分野別重要度
理論科目は8つの分野で構成されていますが、すべてを均等に勉強する必要はありません。過去問を分析すると、静電気・磁気・直流回路・交流回路の4分野だけで出題全体の約7割を占めています。まずこの4分野を最優先で攻略し、残りの分野は余裕が出てきてから手を伸ばすのが合格への近道です。
| 分野 | 重要度 | 出題頻度 | 当サイトの記事数 |
|---|---|---|---|
| 静電気・電場 | ★★★ | 毎回出題 | 講義20 + 過去問15 |
| 電磁力・磁場 | ★★★ | 毎回出題 | 講義20 + 過去問14 |
| 直流回路 | ★★★ | 毎回出題 | 講義 + 過去問10 |
| 交流回路 | ★★★ | 毎回出題 | 講義 + 過去問16 |
| 三相交流回路 | ★★ | 高頻度 | 講義 + 過去問5 |
| 過渡現象 | ★★ | 高頻度 | 講義 + 過去問あり |
| 電子回路 | ★ | 中頻度 | 過去問あり |
| 電気計器・計測 | ★ | 中頻度 | 過去問あり |
勉強法と学習順序
理論の勉強時間の目安
理論単体の勉強時間の目安は200〜300時間です。1日1時間ペースなら約8〜10ヶ月、1日2時間確保できれば約4〜5ヶ月で一通りカバーできます。ただし、計算問題は「知っている」だけでは解けません。実際に手を動かして解く練習を繰り返すことで、はじめて本番で使える力になります。
焦りは禁物です。静電気から順に基礎を固め、ひとつひとつ確実に積み上げていきましょう。
推奨学習順序
以下の順番で学習するのが最も効率的です。前の分野の知識が次の分野の理解に活きるよう構成されています。
- 静電気・電場 ー クーロンの法則、コンデンサ、電界の基礎
- 電磁力・磁場 ー 磁界、電磁誘導、インダクタンス
- 直流回路 ー オームの法則、キルヒホッフの法則
- 交流回路 ー インピーダンス、共振、電力
- 三相交流回路 ー Y結線、Δ結線、三相電力
- 過渡現象 ー RC回路、RL回路の過渡応答
- 電子回路 ー ダイオード、トランジスタ、オペアンプ
- 電気計測 ー 各種計器の原理と測定法
学習のコツ
- 図を描いて理解する:電気は目に見えないので、回路図や電界の図を自分で描いて「見える化」する
- 公式は暗記より理解:なぜその公式が成り立つのかを理解すれば、応用が効く
- 計算力を鍛える:理論は計算問題が多いため、実際に手を動かして計算する
- ゼロから講義を活用:ひよこ先生の対話形式で、基礎からしっかり理解できる
分野別コンテンツまとめ
各分野の学習コンテンツを「講義 → 解説 → 過去問 → シミュレーション」の順にまとめています。
静電気・電場
電磁力・磁場
直流回路
交流回路
過去問を年度別に解く
理論科目の過去問を年度別・分野別に一覧で確認できます。
理論に役立つシミュレーション
電気現象を視覚的に体感できるシミュレーションツールで、理解を深めましょう。
よくある質問
他の科目を攻略する
理論をマスターすれば、電力・機械・法規の計算問題が見違えるほど解きやすくなります。「理論が難しい」と感じているのは、あなただけではありません。多くの合格者が同じ壁を乗り越えてきました。
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