電験三種 電力の完全攻略
発電・送電・配電 ー 電力システム全体を学ぶ
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電力科目とは
「理論は合格したけど、次の電力は何から手をつければいい?」——理論を突破した受験者がよく感じる悩みです。電力は理論・機械・法規と比べると4科目の中で最も取り組みやすい科目と言われていますが、範囲自体は決して狭くありません。発電から配電まで、電力システム全体が出題範囲です。
電力科目では、電気エネルギーの発生から消費までの全プロセスを学びます。水力・火力・原子力などの発電方式、変電所の仕組み、送電線路・配電線路の設計と運用に関する知識が問われます。
理論科目で学んだ電気の基礎知識があれば理解しやすく、実際の電力設備をイメージしながら学べます。論説問題は「なぜそうなるのか」を理解すれば暗記量が減り、計算問題は理論の応用として捉えられるため、戦略的に取り組みやすい科目です。
- 出題形式:五肢択一式
- 出題数:20問(A問題14問 + B問題6問)
- 試験時間:90分
- 合格基準:60点以上(調整あり)
- 特徴:論説問題と計算問題がバランスよく出題
出題傾向と分野別重要度
電力科目は7つの分野で構成されています。水力発電・火力発電・送電の3分野が最重要で、毎回出題される計算問題の中核を担っています。特に送電の電圧降下・電力損失の計算は出題頻度が高く、確実に得点できるようにしておきたい分野です。原子力・新エネルギーは論説中心で比較的得点しやすいため、後回しにしても問題ありません。
| 分野 | 重要度 | 出題頻度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 水力発電 | ★★★ | 高頻度 | 計算問題が多い |
| 火力発電 | ★★★ | 高頻度 | 論説と計算のバランス |
| 送電 | ★★★ | 毎回出題 | 計算問題の頻出分野 |
| 配電 | ★★ | 高頻度 | 電圧降下の計算が重要 |
| 変電 | ★★ | 高頻度 | 変圧器の知識が必要 |
| 原子力発電 | ★ | 中頻度 | 論説問題が中心 |
| 新エネルギー | ★ | 中頻度 | 太陽光・風力など |
勉強法と学習順序
電力の勉強時間の目安
電力単体の勉強時間の目安は150〜200時間です。1日1時間ペースで約5〜7ヶ月、1日2時間確保できれば約3〜4ヶ月で一通りカバーできます。4科目の中では最も少ない勉強時間で合格を狙えますが、計算問題の対策を怠ると思わぬ失点につながります。送電の計算パターンだけは必ず繰り返し練習しておきましょう。
推奨学習順序
以下の順番で学習するのが最も効率的です。発電の仕組みから入り、電気の流れを追いながら送配電へと学習を広げていきます。
- 水力発電 ー ベルヌーイの定理、出力計算の基礎
- 火力発電 ー 熱サイクル、効率計算
- 送電 ー 送電線路の電圧降下、電力損失、短絡計算
- 配電 ー 配電線路の電圧降下、力率改善
- 変電 ー 変圧器、保護継電器
- 原子力・新エネルギー ー 基本事項の暗記
学習のコツ
- 発電所の仕組みをイメージする:実際の発電所の写真や図を見ながら学ぶと記憶に残りやすい
- 送電の計算パターンを覚える:電圧降下・電力損失の計算は毎回出題。パターンを身につける
- 理論の知識を活用する:電力の計算問題は理論の応用。理論を先に学んでおくと有利
- 論説問題は「なぜ」で覚える:丸暗記より仕組みの理解が先。なぜその設備が必要かを押さえれば答えが導ける
分野別コンテンツまとめ
各分野の学習コンテンツを「解説 → 過去問」の順にまとめています。
原子力・新エネルギー
過去問を年度別に解く
電力科目の過去問を年度別・分野別に一覧で確認できます。
よくある質問
他の科目を攻略する
電力は4科目の中でも「戦略次第で最も効率よく攻略できる科目」です。送電の計算パターンを制すれば、大きく得点が伸びます。水力発電から一歩ずつ、着実に進めていきましょう。
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