静電気

静電エネルギーとは?W=½CV²の公式【電験三種 理論】

W = ½CV² を完全マスター!

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よっしゃ!静電気の第17講スタートや!

今回のテーマは「静電エネルギー」や。

コンデンサは電荷を蓄えるだけやなく、エネルギーも蓄えるんや。その公式と使い方をマスターしよな!

📚 この講座で学ぶこと

✅ 静電エネルギーの意味を理解する

✅ 基本公式 W = ½CV² を導出する

✅ 3つの等価公式を使い分ける

✅ エネルギー保存の問題を解く

✅ エネルギー密度を理解する

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まず、静電エネルギーってなんやろか?

コンデンサは電荷を蓄えるだけやなくて、エネルギーも蓄えてるんや!

コンデンサに蓄えられるエネルギー コンデンサ エネルギー W 電荷を蓄えるために した仕事が蓄えられる

💡 ゴムを引っ張るイメージ!

ゴムを引っ張ると、引っ張った分だけエネルギーが蓄えられるやろ?

コンデンサも同じで、電荷を「押し込む」ほど蓄えられるエネルギーが増える。

手を離すと(放電すると)、そのエネルギーが一気に放出されるんや!

📌 静電エネルギーとは

・コンデンサに蓄えられるエネルギー

・電荷を蓄えるために電源がした仕事が変換されたもの

・放電時にこのエネルギーが放出される

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静電エネルギーの公式を導出するで!

なぜ ½ が出てくるのか、グラフで見るとわかりやすいで。

Q-V グラフとエネルギー V Q O Q V W = 面積 = ½ × V × Q

💡 なぜ ½ がつくの?

充電の最初は電圧がほぼゼロで、電荷を入れるのは楽ちん。

でも充電が進むと電圧が上がって、電荷を入れるのがしんどくなる。

だから「最大電圧 V × 電荷 Q」の半分がエネルギーになるんや!

グラフの三角形の面積 = 底辺×高さ÷2 やから ½QV になる。

導出の考え方

・充電中、電圧は 0 → V に変化

・微小電荷 dq を運ぶ仕事 = v × dq

・全仕事 = ∫vdq = グラフの面積

W = ½QV(三角形の面積)

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静電エネルギーには3つの等価な公式があるで!

\( W = \dfrac{1}{2}CV^2 = \dfrac{1}{2}QV = \dfrac{Q^2}{2C} \)
静電エネルギーの3つの公式
3つの公式の使い分け W = ½CV² C と V がわかる ときに使う W = ½QV Q と V がわかる ときに使う W = Q²/2C Q と C がわかる ときに使う

💡 変換の確認

Q = CV を使って変換できる:

・½QV = ½(CV)V = ½CV²

・½QV = ½Q(Q/C) = Q²/2C

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ほな、確認問題や!

🧠 問題1

C = 10 μF のコンデンサを V = 100 V で充電した。蓄えられるエネルギー W は?

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OK、W = ½CV² を使って計算しよか。

W = ½CV² の計算

C = 10 μF = 10 × 10⁻⁶ F

V = 100 V

W = ½ × 10×10⁻⁶ × 100²

= ½ × 10×10⁻⁶ × 10000

= ½ × 0.1 = 0.05 J

🔄 確認問題

½ × 0.1 = ?

発展ルート

さすがや!ほな応用問題いくで。

🔥 発展問題

電圧を 100 V から 200 V に上げると、エネルギーは何倍になる?

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単位の確認をしとこか。

W = ½CV² の単位確認

[C] = F = C/V(ファラド)

[V²] = V²

[W] = F × V² = (C/V) × V²

= C × V = J(ジュール)✓

📌 単位のポイント

・エネルギーの単位は J(ジュール)

・1 J = 1 C × 1 V = 1 W × 1 s

・μF を使うときは 10⁻⁶ を忘れずに!

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条件が変わったときのエネルギーの変化を考えよか。

エネルギー変化のパターン 電源接続のまま V:一定(電源で固定) W = ½CV² を使う C が変化 → W も変化 電源切断後 Q:一定(逃げ場がない) W = Q²/2C を使う C が変化 → W も変化

💡 公式の使い分け

V 一定(電源接続)→ W = ½CV²

Q 一定(電源切断)→ W = Q²/2C

・一定な量を含む公式を使う!

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誘電体を挿入したときのエネルギー変化を見てみよか。

誘電体挿入とエネルギー 電源接続のまま挿入 C → εᵣC(εᵣ倍) V → V(変化なし) W = ½CV² → W は εᵣ 倍に増加! (電源がエネルギー供給) 電源切断後に挿入 C → εᵣC(εᵣ倍) Q → Q(変化なし) W = Q²/2C → W は 1/εᵣ に減少! (力学的仕事に変換)

📌 エネルギー変化のまとめ

・電源接続:W が εᵣ 倍に増加

・電源切断:W が 1/εᵣ に減少

・減少分は誘電体を引き込む力学的仕事に!

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ほな、応用問題いくで!

🧠 問題2

C = 4 μF、V = 50 V で充電後、電源を切断した。Q²/2C を使うとエネルギーは?

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OK、まず Q を求めてから W を計算しよか。

計算手順

① Q = CV = 4×10⁻⁶ × 50 = 200 μC

② W = Q²/2C

= (200×10⁻⁶)² / (2 × 4×10⁻⁶)

= 4×10⁻⁸ / 8×10⁻⁶

= 0.005 J = 5 mJ

🔄 確認問題

0.005 J = 何 mJ?

発展ルート

さすがや!ほな応用問題いくで。

🔥 発展問題

上の状態から εᵣ = 2 の誘電体を挿入した(電源切断後)。エネルギーは?

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次はエネルギー密度について学ぼか。

\( w = \dfrac{1}{2}\varepsilon E^2 \) [J/m³]
エネルギー密度(単位体積あたりのエネルギー)
エネルギー密度のイメージ 電界 E 体積 = S × d エネルギー密度 w = W / 体積 = W / (S×d) = ½εE² [J/m³]

📌 エネルギー密度のポイント

・電界の中に蓄えられるエネルギー

・電界 E の2乗に比例

・全エネルギー W = w × 体積

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エネルギー密度の導出を確認しよか。

導出

① W = ½CV²

② C = εS/d、V = Ed を代入

③ W = ½ × (εS/d) × (Ed)²

 = ½εE²Sd

④ 体積 = S × d より

⑤ w = W/体積 = ½εE²Sd/(Sd)

 = ½εE²

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コンデンサを接続したときのエネルギー変化を見てみよか。

充電済みコンデンサを接続 接続前 C₁,Q₁ C₂,0 W₁ = Q₁²/2C₁ 接続後 C₁+C₂, Q₁ W₂ = Q₁²/2(C₁+C₂) W₂ < W₁(減少!)

📌 エネルギーが減少する!

・Q は保存されるが、C が増加

・W = Q²/2C で C が増えると W は減少

・減少分はジュール熱に変換

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ほな、問題いくで!

🧠 問題3

W = ½εE² で、電界 E を 3 倍にすると、エネルギー密度 w は何倍になる?

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OK、E の2乗に注目しよか。

w = ½εE² の関係

w は E² に比例

E が 3倍 → E² は 3² = 9倍

→ w は 9倍

🔄 確認問題

3² = ?

発展ルート

さすがや!ほな発展問題いくで。

🔥 発展問題

E = 10 kV/m、ε = 8.85×10⁻¹² F/m のときのエネルギー密度 w は約何 J/m³?

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静電エネルギーの公式をまとめとくで!

公式 使う場面
W = ½CV² C と V がわかるとき
W = ½QV Q と V がわかるとき
W = Q²/2C Q と C がわかるとき
(電源切断後)
w = ½εE² エネルギー密度
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V 一定と Q 一定の違いを整理しよか。

V 一定(電源接続) Q 一定(電源切断)
使う公式 W = ½CV² W = Q²/2C
C が増加 W 増加 W 減少
誘電体挿入 W は εᵣ 倍 W は 1/εᵣ
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エネルギー保存の注意点を確認しよか。

⚠️ よくある間違い

・コンデンサを接続するとエネルギーは減少する

・減少分はジュール熱として失われる

・電荷 Q は保存、エネルギー W は保存されないことがある!

エネルギー減少の行方 コンデンサ接続時のエネルギー減少分 = 配線抵抗でのジュール熱として消費
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最後の問題や!

🧠 問題4

電源接続のまま、誘電体(εᵣ = 4)を挿入した。エネルギーは元の何倍?

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OK、電源接続のパターンを確認しよか。

電源接続の場合

V:一定

C → εᵣC(4倍)

W = ½CV² → 4倍

🔄 確認問題

V 一定で C が 4倍になると、W = ½CV² は?

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よっしゃ、最後の発展問題や!

🔥 発展問題

C₁ = 2μF を 100V で充電後、電源を切断して C₂ = 2μF(放電済み)と接続した。接続後の全エネルギーは?

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今日学んだことをまとめるで!

項目 内容
基本公式 W = ½CV² = ½QV = Q²/2C
電源接続 V 一定、W = ½CV² を使う
電源切断 Q 一定、W = Q²/2C を使う
エネルギー密度 w = ½εE²
注意点 コンデンサ接続で W は減少
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よっしゃ!最後に今日のまとめや。

📝 第17講のまとめ

基本公式:W = ½CV² = ½QV = Q²/2C

電源接続:V 一定、W = ½CV² を使う

電源切断:Q 一定、W = Q²/2C を使う

エネルギー密度:w = ½εE² [J/m³]

コンデンサ接続:エネルギーは減少(ジュール熱へ)

\( W = \dfrac{1}{2}CV^2 \)
静電エネルギー、バッチリやな!

次回は特殊形状のコンデンサを学ぶで!球形や円筒形のコンデンサの静電容量を求めよな。楽しみにしとき!

お疲れさん!第17講「静電エネルギー」終了や!

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獲得ポイント
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メイン正解
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サポート利用
0
発展正解

📝 今日のまとめ

✅ W = ½CV² = ½QV = Q²/2C

✅ 電源接続:V一定、電源切断:Q一定

✅ エネルギー密度 w = ½εE²

✅ 接続でエネルギー減少

次の講座
▶ 第18講:特殊形状のコンデンサ