静電気

コンデンサの並列接続|合成容量の公式と電圧【電験三種 理論】

そのまま足すだけ!直列との違いを押さえよう

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よっしゃ!静電気の第15講スタートや!

今回のテーマは「コンデンサの並列接続」や。

前回の直列接続とは対照的に、並列接続はシンプルに足すだけ!でも直列との違いをしっかり押さえることが大事やで。

📚 この講座で学ぶこと

✅ 並列接続の定義と回路図を理解する

✅ 並列接続では電圧Vが等しいことを学ぶ

✅ 合成容量の公式 C = C₁ + C₂ を導出する

✅ 電荷分担の計算方法をマスターする

✅ 直列接続との違いを明確にする

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まず、並列接続の定義を確認しよか。

直列と違って、こっちは容量が増えるんや!

コンデンサの並列接続 C₁ C₂ C₃ + V 並列接続の特徴 ・両端が共通 ・電圧が同じ ・電流の分岐あり ・容量が増える

💡 バケツを並べるイメージ!

コンデンサを並列につなぐのは、バケツを横に並べるようなもん。

1つのバケツに入る量が C なら、3つ並べたら 3C 入るやろ?

並列 = バケツを増やす = 容量が増える(単純な足し算!)

📌 並列接続の特徴

・コンデンサの両端が共通につながっている

・電流の分岐点がある

・各コンデンサに同じ電圧がかかる

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並列接続の最重要ポイント!各コンデンサの電圧Vは等しいんや!

直列では「電荷が等しい」やったけど、並列では「電圧が等しい」やで。

並列接続では電圧Vが等しい C₁ 電圧 V C₂ 電圧 V C₃ 電圧 V + V

💡 同じ高さのプールに水を入れる

並列につないだコンデンサは、パイプで繋がったプールみたいなもん。

水面の高さ(電圧)は全部同じになるやろ?

だから V₁ = V₂ = V₃ = V になるんや!

💡 なぜ電圧が等しいの?

・すべてのコンデンサが同じ2点に接続

・2点間の電位差(電圧)は一つだけ

・だからすべてのコンデンサに同じ電圧 V がかかる!

\( V_1 = V_2 = V_3 = V \)
並列接続では電圧が等しい
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次に電荷の関係を見てみよか。

並列接続の電荷 全体の電荷 Q = Q₁ + Q₂ + Q₃ Q₁ = C₁V Q₂ = C₂V Q₃ = C₃V
\( Q = Q_1 + Q_2 + Q_3 \)
並列接続では電荷の和が全体の電荷

📌 並列接続の電荷

・各コンデンサの電荷は異なる(一般に)

・全体の電荷 Q = 各電荷の

・Q₁ = C₁V、Q₂ = C₂V、Q₃ = C₃V

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ほな、ここまでの確認問題や!

🧠 問題1

コンデンサの並列接続で、各コンデンサに共通なのは?

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OK、並列接続の特徴を確認しよか。

並列接続の特徴

・両端が共通の2点につながる

・2点間の電位差は同じ

・だから電圧 V が等しい

🔄 確認問題

並列接続で、すべてのコンデンサの両端が同じ2点につながっている。等しくなるのは?

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さすがや!ほな応用問題いくで。

🔥 発展問題

C₁ = 2 μF、C₂ = 3 μF を並列接続し V = 10 V をかけた。C₁ に蓄えられる電荷 Q₁ は?

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合成容量の公式を導出するで!

導出の手順

① 電圧は共通:V₁ = V₂ = V₃ = V

② 各電荷:Q₁ = C₁V、Q₂ = C₂V、Q₃ = C₃V

③ 全体の電荷:Q = Q₁ + Q₂ + Q₃

 = C₁V + C₂V + C₃V

 = (C₁ + C₂ + C₃)V

④ 合成容量 C:Q = CV より

 CV = (C₁ + C₂ + C₃)V

⑤ 両辺を V で割って:

\( C = C_1 + C_2 + C_3 \)
並列接続の合成容量(そのまま足す!)
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並列で容量が増える理由を直感的に理解しよか。

並列接続 = 極板面積が増えるイメージ C₁ C₂ 並列接続 C = C₁ + C₂ 面積が増えたのと同じ効果!

💡 直感的理解

・並列接続 = 極板面積 S が増える

・C = εS/d より、S が増えると C も増加

・だから合成容量は大きくなる

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超重要!直列と並列の比較を整理するで!

直列接続と並列接続の比較 直列接続 共通:電荷 Q 異なる:電圧 V 合成:1/C = 1/C₁ + 1/C₂ 容量は減る 並列接続 共通:電圧 V 異なる:電荷 Q 合成:C = C₁ + C₂ 容量は増える

📌 直列と並列の覚え方

・直列:Q 共通、逆数を足す、容量減る

・並列:V 共通、そのまま足す、容量増える

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ほな、計算問題いくで!

🧠 問題2

C₁ = 3 μF と C₂ = 6 μF を並列接続した。合成容量 C は?

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OK、並列はそのまま足すだけや!

C = C₁ + C₂ の計算

C₁ = 3 μF、C₂ = 6 μF

C = 3 + 6

= 9 μF

🔄 確認問題

3 + 6 = ?

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さすがや!ほな応用問題いくで。

🔥 発展問題

C₁ = 2 μF、C₂ = 3 μF、C₃ = 5 μF を並列接続して V = 10 V をかけた。全体の電荷 Q は?

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抵抗とコンデンサの公式を整理しよか。

直列 並列
抵抗 R R = R₁ + R₂
(そのまま足す)
1/R = 1/R₁ + 1/R₂
(逆数を足す)
コンデンサ C 1/C = 1/C₁ + 1/C₂
(逆数を足す)
C = C₁ + C₂
(そのまま足す)

💡 覚え方のコツ

・抵抗とコンデンサは公式が入れ替わる

・直列で「そのまま足す」のは抵抗

・並列で「そのまま足す」のはコンデンサ

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次は電荷分担の計算方法を学ぼか。

\( Q_1 = \dfrac{C_1}{C_1 + C_2} Q \)  \( Q_2 = \dfrac{C_2}{C_1 + C_2} Q \)
電荷分担の公式(2つの並列)
電荷分担のポイント ✓ 容量と電荷は比例! C が大きいコンデンサには、電荷が多く蓄えられる

📌 電荷分担の特徴

・直列の電圧分担とは

・直列:容量が小さい → 電圧が大きい(逆比例)

・並列:容量が大きい → 電荷が多い(比例)

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電荷分担の計算例を見てみよか。

例題

C₁ = 2 μF、C₂ = 4 μF を並列接続

全体に Q = 60 μC を蓄えたとき

Q₁ = (C₁/(C₁+C₂)) × Q

= (2/(2+4)) × 60 = (2/6) × 60

= 20 μC

Q₂ = (C₂/(C₁+C₂)) × Q

= (4/(2+4)) × 60 = (4/6) × 60

= 40 μC

📌 確認

・Q₁ + Q₂ = 20 + 40 = 60 μC ✓

・C₁ < C₂ なので Q₁ < Q₂(比例!)

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ほな、電荷分担の問題や!

🧠 問題3

C₁ = 3 μF、C₂ = 6 μF を並列接続し、全体に Q = 90 μC を蓄えた。C₂ に蓄えられる電荷 Q₂ は?

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OK、電荷分担の公式を使おか。

Q₂ = (C₂/(C₁+C₂)) × Q の計算

Q₂ を求めるから、分子は C₂

Q₂ = (6/(3+6)) × 90

= (6/9) × 90 = (2/3) × 90

= 60 μC

🔄 確認問題

6/9 = ?

発展ルート

さすがや!ほな発展問題いくで。

🔥 発展問題

C₁ = 3 μF、C₂ = 6 μF を並列接続し、全体に Q = 90 μC を蓄えた。両端にかかる電圧 V は?

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並列接続の公式をまとめとくで!

項目 公式
電圧 V₁ = V₂ = V₃ = V(等しい)
電荷 Q = Q₁ + Q₂ + Q₃
合成容量 C = C₁ + C₂ + C₃
電荷分担 Q₁ = (C₁/(C₁+C₂))Q
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同じ容量のコンデンサを並列にした場合の便利な公式や。

\( C = n \cdot C_0 \)
同じ容量 C₀ を n 個並列にした場合

・6 μF を 2 個並列 → 6 × 2 = 12 μF

・6 μF を 3 個並列 → 6 × 3 = 18 μF

・電荷は各コンデンサで Q/n ずつ均等に分担

💡 直列との比較

・直列:C = C₀/n(割る

・並列:C = n × C₀(かける

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並列接続の実用上のメリットも知っとこか。

📌 並列接続のメリット

・容量を増やせる

・欲しい容量のコンデンサがないとき、組み合わせて作れる

・耐圧は変わらない(各コンデンサに同じ電圧がかかる)

並列接続の用途例 ・電源の平滑化(大容量が必要) ・デカップリング(電圧変動の吸収)
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最後の問題や!

🧠 問題4

5 μF のコンデンサを 4 個並列接続した。合成容量は?

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OK、並列は n 倍やで!

C = n × C₀ の計算

C₀ = 5 μF、n = 4

C = 4 × 5 = 20 μF

🔄 確認問題

4 × 5 = ?

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よっしゃ、最後の発展問題や!

🔥 発展問題

C₁ = 4 μF と C₂ = ? μF を並列にしたら合成容量が 10 μF になった。C₂ は?

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今日学んだことをまとめるで!

項目 内容
共通なもの 電圧 V(すべて等しい)
合成容量 C = C₁ + C₂ + C₃
n個の並列 C = n × C₀
電荷分担 容量に比例
特徴 容量が増える
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よっしゃ!最後に今日のまとめや。

📝 第15講のまとめ

並列接続:電圧 V が等しい

合成容量:C = C₁ + C₂ + C₃(そのまま足す)

n個の並列:C = n × C₀

電荷分担:容量に比例(大きいCに多いQ)

直列とは逆!容量が増える!

\( C = C_1 + C_2 + C_3 \)
並列接続の合成容量、バッチリやな!

次回は複合コンデンサ回路を学ぶで!直列と並列が組み合わさった回路を攻略しよな。楽しみにしとき!

お疲れさん!第15講「コンデンサの並列接続」終了や!

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獲得ポイント
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メイン正解
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サポート利用
0
発展正解

📝 今日のまとめ

✅ 並列では電圧Vが等しい

✅ C = C₁ + C₂(そのまま足す)

✅ 電荷は容量に比例

✅ 容量が増える!

次の講座
▶ 第16講:複合コンデンサ回路