静電気

コンデンサの直列接続|合成容量の公式と電荷【電験三種 理論】

抵抗とは逆!和分の積で攻略

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よっしゃ!静電気の第14講スタートや!

今回のテーマは「コンデンサの直列接続」や。

複数のコンデンサをつないだとき、全体の容量はどうなるか?抵抗とは公式が逆になるから要注意やで!

📚 この講座で学ぶこと

✅ 直列接続の定義と回路図を理解する

✅ 直列接続では電荷Qが等しいことを学ぶ

✅ 合成容量の公式を導出する

✅ 電圧分担の計算方法をマスターする

✅ 抵抗との違いを明確にする

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まず、直列接続の定義を確認しよか。

抵抗の直列接続と似てるけど、公式がになるから要注意やで!

コンデンサの直列接続 C₁ C₂ C₃ + 一直線に つながる

💡 抵抗とコンデンサは「逆」になる!

・抵抗の直列 → 合成抵抗は大きくなる(足し算)

・コンデンサの直列 → 合成容量は小さくなる(逆数の足し算)

なぜ逆? → 抵抗は「流れにくさ」、コンデンサは「溜めやすさ」を表すからや!

📌 直列接続の特徴

・コンデンサが一直線につながっている

・電流の通り道が1本だけ

・各コンデンサを順番に通過する

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直列接続の最重要ポイント!各コンデンサの電荷Qは等しいんや!

これ、試験でめちゃくちゃ使うから、しっかり理解してな。

直列接続では電荷Qが等しい +Q −Q C₁ +Q −Q C₂ 中央は孤立 → 電荷保存

💡 「閉じ込められた電子」をイメージ!

コンデンサ間の導線部分は、外部と繋がってないから「孤立」してる。

例えるなら、密閉された部屋のようなもん。電子は出入りできへん。

だから最初の電荷ゼロのまま保存されて、−Qと+Qがペアで現れるんや!

💡 なぜ電荷が等しいの?

・コンデンサ間の部分は孤立している

・外部から電荷が出入りできない

・電荷保存の法則により、+Q と −Q が誘導

・結果、すべてのコンデンサで電荷 Q が同じ!

\( Q_1 = Q_2 = Q_3 = Q \)
直列接続では電荷が等しい
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次に電圧の関係を見てみよか。

直列接続の電圧 全体の電圧 V V₁ V₂ V₃
\( V = V_1 + V_2 + V_3 \)
直列接続では電圧の和が全体の電圧

📌 直列接続の電圧

・各コンデンサの電圧は異なる(一般に)

・全体の電圧 V = 各電圧の

・V₁ = Q/C₁、V₂ = Q/C₂、V₃ = Q/C₃

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ほな、ここまでの確認問題や!

🧠 問題1

コンデンサの直列接続で、各コンデンサに共通なのは?

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OK、直列接続の特徴を確認しよか。

直列接続の特徴

・電流の通り道が1本

・中央の部分は孤立している

・電荷保存により電荷 Q が等しい

🔄 確認問題

直列接続で、コンデンサ間の孤立部分で保存されるのは?

発展ルート

さすがや!ほな応用問題いくで。

🔥 発展問題

直列接続の3つのコンデンサに電荷 Q = 6 μC が蓄えられた。C₁ = 2 μF のとき、V₁ は?

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合成容量の公式を導出するで!

導出の手順

① 電荷は共通:Q₁ = Q₂ = Q₃ = Q

② 各電圧:V₁ = Q/C₁、V₂ = Q/C₂、V₃ = Q/C₃

③ 全体の電圧:V = V₁ + V₂ + V₃

 = Q/C₁ + Q/C₂ + Q/C₃

 = Q(1/C₁ + 1/C₂ + 1/C₃)

④ 合成容量 C:V = Q/C より

 Q/C = Q(1/C₁ + 1/C₂ + 1/C₃)

⑤ 両辺を Q で割って:

\( \dfrac{1}{C} = \dfrac{1}{C_1} + \dfrac{1}{C_2} + \dfrac{1}{C_3} \)
直列接続の合成容量(逆数の和)
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2つの直列接続は便利な公式があるで!

\( C = \dfrac{C_1 C_2}{C_1 + C_2} \)
和分の積(2つの直列接続)
「和分の積」の覚え方 C = C₁ × C₂ C₁ + C₂

💡 和分の積の覚え方

・分子:(C₁ × C₂)

・分母:(C₁ + C₂)

・「ぶんのせき」と覚える!

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超重要!抵抗とは公式が逆やで!

コンデンサと抵抗の比較 コンデンサ 直列:1/C = 1/C₁ + 1/C₂ 並列:C = C₁ + C₂ (次回学習) 抵抗 直列:R = R₁ + R₂ 並列:1/R = 1/R₁ + 1/R₂ (逆になってる!)

📌 抵抗との違い

・抵抗の直列 → そのまま足す

・コンデンサの直列 → 逆数を足す

・公式が完全に逆!混同注意!

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ほな、計算問題いくで!

🧠 問題2

C₁ = 3 μF と C₂ = 6 μF を直列接続した。合成容量 C は?

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OK、和分の積を使って計算しよか。

C = C₁C₂/(C₁+C₂) の計算

C₁ = 3 μF、C₂ = 6 μF

C = (3 × 6) / (3 + 6)

= 18 / 9

= 2 μF

🔄 確認問題

18 ÷ 9 = ?

発展ルート

さすがや!ほな応用問題いくで。

🔥 発展問題

C₁ = 2 μF、C₂ = 3 μF、C₃ = 6 μF を直列接続。合成容量 C は?

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直列合成容量の重要な特徴を覚えとこか。

📌 直列合成容量の特徴

・合成容量 C は最小のコンデンサより小さくなる

・例:3 μF と 6 μF の直列 → 2 μF(3より小さい!)

直列接続で容量が減る理由 直列接続 = 極板間距離が増えるイメージ C = εS/d で d が増える → C が減少

💡 直感的理解

・直列 = 極板間距離 d が増える

・C = εS/d より、d が増えると C は減少

・だから合成容量は小さくなる

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次は電圧分担の計算方法を学ぼか。

\( V_1 = \dfrac{C_2}{C_1 + C_2} V \)  \( V_2 = \dfrac{C_1}{C_1 + C_2} V \)
電圧分担の公式(2つの直列)
電圧分担のポイント ⚠️ 容量と電圧は逆比例! C が大きいコンデンサには、電圧が小さくかかる (Q = CV で Q が同じだから、C が大きいと V は小さい)

💡 電圧分担の覚え方

・V₁ を求めるとき → 分子に C₂(相手の容量)

・V₂ を求めるとき → 分子に C₁(相手の容量)

・分母は両方とも C₁ + C₂

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電圧分担の計算例を見てみよか。

例題

C₁ = 2 μF、C₂ = 4 μF を直列接続

全体に V = 60 V をかけたとき

V₁ = (C₂/(C₁+C₂)) × V

= (4/(2+4)) × 60 = (4/6) × 60

= 40 V

V₂ = (C₁/(C₁+C₂)) × V

= (2/(2+4)) × 60 = (2/6) × 60

= 20 V

📌 確認

・V₁ + V₂ = 40 + 20 = 60 V ✓

・C₁ < C₂ なのに V₁ > V₂(逆比例!)

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ほな、電圧分担の問題や!

🧠 問題3

C₁ = 3 μF、C₂ = 6 μF を直列接続し、全体に 90 V をかけた。C₁ にかかる電圧 V₁ は?

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OK、電圧分担の公式を使おか。

V₁ = (C₂/(C₁+C₂)) × V の計算

V₁ を求めるから、分子は C₂

V₁ = (6/(3+6)) × 90

= (6/9) × 90 = (2/3) × 90

= 60 V

🔄 確認問題

6/9 = ?

発展ルート

さすがや!ほな発展問題いくで。

🔥 発展問題

C₁ = 3 μF、C₂ = 6 μF を直列接続し、全体に 90 V をかけた。蓄えられる電荷 Q は?

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直列接続の公式をまとめとくで!

項目 公式
電荷 Q₁ = Q₂ = Q₃ = Q(等しい)
電圧 V = V₁ + V₂ + V₃
合成容量
(一般)
1/C = 1/C₁ + 1/C₂ + 1/C₃
合成容量
(2つ)
C = C₁C₂/(C₁+C₂)
電圧分担 V₁ = (C₂/(C₁+C₂))V
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同じ容量のコンデンサを直列にした場合の便利な公式や。

\( C = \dfrac{C_0}{n} \)
同じ容量 C₀ を n 個直列にした場合

・6 μF を 2 個直列 → 6/2 = 3 μF

・6 μF を 3 個直列 → 6/3 = 2 μF

・電圧は各コンデンサで V/n ずつ均等に分担

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直列接続の実用上の注意点も知っとこか。

📌 耐圧(耐電圧)の注意

・容量が小さいコンデンサに電圧が多くかかる

・その電圧が耐圧を超えると破壊の危険!

・直列接続では各コンデンサの電圧を確認すること

直列接続のメリット ・全体の耐圧が上がる(電圧を分担できる) ・高電圧回路で低耐圧コンデンサを使える
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最後の問題や!

🧠 問題4

4 μF のコンデンサを 4 個直列接続した。合成容量は?

サポートルート

OK、同じ容量 n 個の公式を使おか。

C = C₀/n の計算

C₀ = 4 μF、n = 4

C = 4 / 4 = 1 μF

🔄 確認問題

4 ÷ 4 = ?

発展ルート

よっしゃ、最後の発展問題や!

🔥 発展問題

C₁ = 2 μF と C₂ = ? μF を直列にしたら合成容量が 1.5 μF になった。C₂ は?

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今日学んだことをまとめるで!

項目 内容
共通なもの 電荷 Q(すべて等しい)
合成容量 1/C = 1/C₁ + 1/C₂ + ...
2つの直列 C = C₁C₂/(C₁+C₂)
電圧分担 容量に逆比例
特徴 合成容量 < 最小のC
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よっしゃ!最後に今日のまとめや。

📝 第14講のまとめ

直列接続:電荷 Q が等しい

合成容量:1/C = 1/C₁ + 1/C₂ + ...

2つの直列:C = C₁C₂/(C₁+C₂)(和分の積)

電圧分担:容量に逆比例(小さいCに大きいV)

抵抗とは逆の公式!

\( \dfrac{1}{C} = \dfrac{1}{C_1} + \dfrac{1}{C_2} \)
直列接続の合成容量、バッチリやな!

次回はコンデンサの並列接続を学ぶで!直列とは逆に、容量がどんどん増えていくで。楽しみにしとき!

お疲れさん!第14講「コンデンサの直列接続」終了や!

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獲得ポイント
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メイン正解
0
サポート利用
0
発展正解

📝 今日のまとめ

✅ 直列では電荷Qが等しい

✅ 1/C = 1/C₁ + 1/C₂

✅ C = C₁C₂/(C₁+C₂)(和分の積)

✅ 電圧は容量に逆比例

次の講座
▶ 第15講:コンデンサの並列接続