同期機

第2講 同期速度を完全理解

公式の意味と計算をマスターしよう

進捗: 0%
メインルート

よっしゃ!第2講いくで!

今回のテーマは「同期速度」や。

第1講で「同期機は回転磁界と同じ速度で回る」って学んだやろ?その「同じ速度」っていうのが今日のメインテーマや!

📚 この講座で学ぶこと

✅ 同期速度の公式 \(N_s = \dfrac{120f}{p}\) を完全理解

✅ 周波数と極数が速度に与える影響

✅ 50Hz地域と60Hz地域の違い

メインルート

まずは一番大事な公式からいくで!

\( N_s = \dfrac{120f}{p} \) [min-1]
\(N_s\): 同期速度 [min-1]
\(f\): 電源周波数 [Hz]
\(p\): 極数

この公式、誘導機でもやったやろ?同期機でも全く同じ公式を使うんや。

ただし、決定的な違いがあるで!

🔑 誘導機との違い

誘導機:実際の回転速度 \(N\) は同期速度 \(N_s\) より遅い(すべりがある)

同期機:実際の回転速度 \(N\) は同期速度 \(N_s\) と完全に同じ(すべり s = 0)

つまり同期機では、\(N = N_s\) が常に成り立つんや!

メインルート

公式の意味をもうちょっと深掘りしよか。

なんで「120」なんや?

120の正体:

・周波数 \(f\) は「1秒間の回転数」

・でも同期速度 \(N_s\) は「1間の回転数」

・1分 = 60秒 やから、60をかける必要がある

・さらに、2極で1回転やから、2もかける

・60 × 2 = 120 ← これが正体や!

極数 \(p\) の影響は?

極数と速度の関係:

・極数が増える → 同期速度は下がる

・極数が減る → 同期速度は上がる

→ 極数と速度は反比例の関係や!

メインルート

ほな、確認問題いくで!

🧠 問題1

同期速度の公式 \(N_s = \dfrac{120f}{p}\) において、極数 \(p\) を2倍にすると同期速度はどうなる?

サポートルート

OK、公式をもう一回見てみよか。

公式を確認:

\( N_s = \dfrac{120f}{p} \)

極数 \(p\) は分母にあるやろ?

分母が2倍になったら、全体は半分になるんや。

💡 覚え方

極数↑ → 速度↓(反比例)

極数が分母にあるから逆になる!

🔄 確認問題

極数 \(p\) と同期速度 \(N_s\) の関係は?

発展ルート

さすがや!ほな計算問題いくで。

🔥 発展問題

周波数 60Hz、4極の同期発電機の同期速度は何 min-1 か?

メインルート

実際に計算してみよか。日本の電源周波数で考えるで。

極数と同期速度の関係 3600 3000 1800 1000 0 2極 4極 6極 8極 3600 3000 1800 1500 1200 1000 900 750 60Hz 50Hz 極数 同期速度 [min⁻¹]

📊 よく使う同期速度(暗記推奨!)

極数 50Hz 60Hz
2極 3000 3600
4極 1500 1800
6極 1000 1200
8極 750 900

特に4極の値(1500/1800)は超頻出やから絶対覚えとけ!

メインルート

ところで、なんで日本には50Hz60Hzの2種類があるか知ってるか?

日本の電源周波数 50Hz 東日本 北海道・東北・関東 (ドイツ製発電機) 60Hz 西日本 中部・近畿・九州 (アメリカ製発電機) ← 新潟・静岡付近が境界 →

明治時代に東日本はドイツ(50Hz)、西日本はアメリカ(60Hz)から発電機を輸入したんや。それがそのまま残ってるんやな。

🔑 試験でのポイント

・問題文に「50Hz」「60Hz」どちらか書いてあるから注意!

・書いてなかったら両方のケースを考える

・同期機の速度は周波数で決まる!

メインルート

ほな、計算問題いくで!

🧠 問題2

周波数 50Hz、6極の同期発電機がある。この発電機の回転速度は何 min-1 か?

サポートルート

よっしゃ、一緒に計算しよか。

ステップ1: 公式を確認

\( N_s = \dfrac{120f}{p} \)

ステップ2: 値を代入

\( f = 50 \) Hz、\( p = 6 \) 極

\( N_s = \dfrac{120 \times 50}{6} = \dfrac{6000}{6} = 1000 \) min-1

💡 ポイント

同期機では回転速度 = 同期速度やから、答えは 1000 min⁻¹ や!

🔄 確認問題

50Hz、4極の同期機の同期速度は?

発展ルート

ええぞ!ほな逆算問題や。

🔥 発展問題

60Hzの電源に接続された同期発電機が 1200 min-1 で回転している。この発電機の極数はいくらか?

メインルート

ここで超重要なポイントを教えるで!

同期発電機では、回転速度と周波数が直結してるんや。

\( f = \dfrac{pN_s}{120} \)
公式を変形すると、周波数は回転速度で決まる!

これがめっちゃ重要な意味を持つんや。

🔑 発電所での周波数維持

・電力系統の周波数は50Hz(または60Hz)で一定に保つ必要がある

・つまり、発電機の回転速度を一定に保つ必要がある

・タービンの出力を調整して速度を制御してるんや

需要が増えると発電機に負荷がかかって速度が下がりそうになる。そしたら周波数も下がってまうから、タービンの出力を上げて速度を維持するんやな。

メインルート

よっしゃ、総合問題や!

🧠 総合問題

ある同期発電機が 1500 min-1 で運転している。電源周波数が 50Hz のとき、この発電機の極数として正しいものはどれか?

サポートルート

惜しいな!公式を変形して解こか。

ステップ1: 公式を極数について解く

\( N_s = \dfrac{120f}{p} \) を変形すると

\( p = \dfrac{120f}{N_s} \)

ステップ2: 値を代入

\( p = \dfrac{120 \times 50}{1500} = \dfrac{6000}{1500} = 4 \)

💡 暗記でも解ける!

50Hz・4極 = 1500 min⁻¹ は頻出やから暗記しとこう!

🔄 確認問題

60Hz・4極の同期速度は?

お疲れさん!第2講「同期速度を完全理解」終了や!

🏆
0
獲得ポイント
0
メイン正解
0
サポート利用
0
発展正解

📝 今日のまとめ

✅ 同期速度の公式:\(N_s = \dfrac{120f}{p}\)

✅ 同期機の回転速度 = 同期速度(すべり s = 0)

✅ 極数と速度は反比例

50Hz・4極→150060Hz・4極→1800は暗記!

次の講座
▶ 第3講:同期発電機の構造