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一次方程式の基本から応用まで、電気系資格試験でよく出る計算方法を詳しく解説します。
ようこそ!このページでは、電気系資格試験に出てくる数学の基礎をわかりやすく解説していきます!特に一次方程式の解き方は試験でよく出るので、しっかり押さえておきましょう!
一次方程式の基本から応用まで、電気系資格試験でよく出る計算方法を詳しく解説します。
一次方程式(いちじほうていしき)とは、未知数(変数)の最高次数が1である方程式のことです。例えば、\(2x + 3 = 7\) や \(5y - 2 = 3y + 4\) などは一次方程式です。一次方程式は「線形方程式」とも呼ばれます。
一次方程式には主に以下のような特徴があります:
一次方程式を解くには、等式の性質を理解することが大切です。
等式には次の重要な性質があります:
\(A = B\) のとき、\(A + C = B + C\)(両辺に同じ数を足しても等式は成り立つ)
\(A = B\) のとき、\(A - C = B - C\)(両辺から同じ数を引いても等式は成り立つ)
\(A = B\) のとき、\(A \times C = B \times C\)(両辺に同じ数をかけても等式は成り立つ)
\(A = B\) のとき、\(A \div C = B \div C\)(両辺を同じ数(ゼロ以外)で割っても等式は成り立つ)
これらの性質を使うと、未知数を左辺に、定数を右辺に整理して方程式を解くことができます。
移項(いこう)とは、項を等式の左辺から右辺へ、または右辺から左辺へ移動させる操作です。
移項の基本ルール:
項を移項するときは、その項の符号を反対にする
さらに例を見てみましょう:
未知数の係数を処理するには、両辺をその係数で割ります。
係数処理の手順:
未知数を左辺に集めた後、両辺を未知数の係数で割る
もう少し複雑な例:
分数を含む方程式の解き方:
例を見てみましょう:
小数を含む方程式の解き方:
例を見てみましょう:
括弧を含む方程式の解き方:
\(2x + 5 = 11\) を解け
移項して解きます:
\(3x - 7 = 2x + 5\) を解け
未知数を左辺に、定数を右辺に集めます:
\(4(x - 2) = 3(x + 1) - 5\) を解け
まず括弧を外します:
\(\frac{x}{4} + \frac{1}{3} = \frac{x}{6} + \frac{5}{12}\) を解け
分母のLCMをかけて分数を消去します:
\(0.5x - 0.25 = 0.75x + 0.5\) を解け
小数を消去するために、両辺に100をかけます:
電流\(I\)が3A、抵抗\(R\)が5Ωのとき、オームの法則\(V = I \times R\)を使って電圧\(V\)を求めよ
オームの法則に数値を代入します:
これらの例題を通じて、一次方程式の解き方が身につくと思います。さらに練習を重ねることで、もっと複雑な問題も解けるようになります!電気系の試験でこの辺りの問題がバッチリ解けるようになったら、合格に一歩近づきます!頑張りましょう!
ほな、学んだことを使って実際に解いてみよか!答えは隠してあるから、自分で計算してから確認してな。答えを見るには「答えを表示」ボタンをクリックするか、答えの部分をタッチしてみてな!
次の方程式を解け:
\(5x - 3 = 17\)
次の方程式を解け:
\(7x - 4 = 3x + 12\)
次の方程式を解け:
\(2(x + 3) - 5 = 3(x - 1) + 4\)
次の方程式を解け:
\(\frac{x}{3} - \frac{1}{6} = \frac{x}{2} - \frac{5}{6}\)
次の問題を解け:
電気回路の抵抗\(R\)が2Ωで電圧\(V\)が10Vのとき、オームの法則\(I = \frac{V}{R}\)を使って電流\(I\)を求めよ。また、この回路の消費電力\(P = I \times V\)も求めよ。
練習問題はどうやった?正解できたかな?