電験三種 数学基礎 | 二次関数インタラクティブ解説ツール

y = ax² + bx + c のグラフを操作して二次関数を学習しましょう

×

二次関数インタラクティブグラフツールの使い方

基本操作

  • タブの切り替え: 「一般形 (ax² + bx + c)」と「標準形 (a(x - p)² + q)」のタブを切り替えて、二次関数の異なる表現方法を使用できます。
  • 係数の調整: スライダーを動かして係数(a, b, c または a, p, q)を変更すると、リアルタイムでグラフが更新されます。
  • 対応する形式の表示: 一般形または標準形を操作すると、もう一方の形式も自動的に計算・表示されます。

グラフの操作

  • 拡大・縮小:
    • 「+」「-」ボタンをクリックしてズームイン/アウト
    • マウスホイールを回転させてズームイン/アウト
    • タッチデバイスでは、2本指のピンチイン/アウトでズーム
  • グラフの移動:
    • マウスでクリック&ドラッグしてグラフを移動
    • タッチデバイスでは、1本指のスワイプでグラフを移動
  • 表示のリセット: 「リセット」ボタンをクリックすると、初期の表示状態に戻ります。

複数グラフの比較

  • グラフの追加: 「グラフを追加」ボタンをクリックすると、現在表示中の二次関数のグラフが保存されます。
  • 比較の活用法:
    • a値を変更して放物線の開き方の違いを比較
    • b値を変更して対称軸の位置の変化を比較
    • c値を変更してy切片の位置の変化を比較
    • 標準形では、p値とq値を変更して平行移動の効果を比較
  • グラフの管理: 保存されたグラフは上部の一覧に表示され、個別に削除したり「グラフをクリア」ボタンですべて削除できます。

主要な点の解析

  • 重要な特徴点: グラフの頂点、対称軸、y切片、x切片が自動的に計算され表示されます。
  • 判別式: 判別式 D = b² - 4ac の値が計算され、x切片の数との関係が説明されます。
  • 二次方程式の解: 判別式の値に応じた解の状況(2つの解、重解、解なし)が視覚的に説明されます。

点のプロットと計算

  • 点のプロット: グラフ上をクリック/タップすると、その位置に点がプロットされます。
  • 点の分析: プロットされた点がグラフ上にあるか、グラフより上にあるか、下にあるかが判定されます。
  • 座標計算:
    • 「x値を入力」して対応するy値を計算
    • 「y値を入力」して対応するx値を計算(解が存在する場合)
  • 点の管理: プロットされた点はリストで表示され、個別に削除できます。

学習活用例

  • パラメータの影響: 各係数を変化させて、グラフの形状や位置がどのように変わるかを観察します。
  • 一般形と標準形の関係: 両方の表現形式の関係と変換方法を視覚的に理解します。
  • 判別式と解の関係: 判別式の値に応じて、グラフがx軸と交わる点の数がどう変化するかを観察します。
  • 頂点と対称性: 頂点の位置と対称軸の関係を理解し、二次関数の対称性を学びます。

学習ポイント

  • 二次関数のグラフと式の関係: 式の各係数を変化させたときのグラフの変化を観察し、数式とグラフの関係を理解します。
  • 頂点の移動: 標準形でp, qを変化させ、頂点座標(p, q)の直接的な操作を体験します。
  • 平方完成: 一般形から標準形への変換過程を視覚的に確認し、平方完成の意味を理解します。
  • 二次方程式の解: グラフとx軸の交点と二次方程式の解の関係を視覚的に理解します。

パラメータの具体的な影響

a の影響:
a の絶対値が大きいほど放物線の開きが狭くなり、a が正なら上に開き、負なら下に開きます。
b の影響:
b の値によって対称軸の位置が変わります(対称軸: x = -b/2a)。
c の影響:
c の値はy切片(グラフとy軸の交点)の位置を決定します。
標準形の p の影響:
p の値は放物線の左右の移動を決定します(水平方向への平行移動)。頂点のx座標はpです。
標準形の q の影響:
q の値は放物線の上下の移動を決定します(垂直方向への平行移動)。頂点のy座標はqです。

関連する数式

  • 一般形から標準形への変換: y = ax² + bx + c → y = a(x - p)² + q, ただし p = -b/(2a), q = c - b²/(4a)
  • 標準形から一般形への変換: y = a(x - p)² + q → y = ax² + bx + c, ただし b = -2ap, c = ap² + q
  • 頂点の座標: (-b/(2a), f(-b/(2a)))
  • 対称軸の方程式: x = -b/(2a)
  • 判別式: D = b² - 4ac
  • 二次方程式の解: x = (-b ± √(b² - 4ac))/(2a)
y = 1x² + 0x + 0
y = 1(x - 0)² + 0
a の値: 1
-5 5
b の値: 0
-10 10
c の値: 0
-10 10
y = 1(x - 0)² + 0
y = 1x² + 0x + 0
a の値: 1
-5 5
p の値: 0
-5 5
q の値: 0
-10 10
頂点
(-0, 0)
対称軸
x = 0
y切片
(0, 0)
x切片
x = 0
判別式
D = 0
判別式D = 0 は、x切片が1つあることを示しています。つまり、グラフはx軸と一点で交わります。
二次方程式の解の公式
ax² + bx + c = 0 の解: x = (-b ± √(b² - 4ac)) / (2a)
二次方程式の解は、グラフとx軸の交点の x 座標と一致します。判別式 D = b² - 4ac の値によって、解の数が決まります。
D > 0 の場合

二次方程式は 2つの実数解 を持ちます。

グラフはx軸と2点で交わります。

D = 0 の場合

二次方程式は 重解(1つの実数解) を持ちます。

グラフはx軸と1点で接します。

D < 0 の場合

二次方程式は 実数解を持ちません

グラフはx軸と交わりません。

現在のグラフ: 判別式 D = 0 のため、1つの実数解があります。
y = 0
x = 0
プロットされた点
グラフ上をクリックして点をプロットしてください

使い方:

📝

このページのポイント

ページ上部のインタラクティブグラフツールを使いながら、二次関数の基本と応用を学べます。係数を変えると放物線がどう変化するか、実際に確かめながら理解を深めましょう。