電磁誘導・静電誘導

静電誘導とは?導体内の電荷移動【電験三種 理論】

導体内の電荷移動と自由電子の振る舞い

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よっしゃ!電磁誘導・静電誘導シリーズ、第1講スタートや!

今回のテーマは「静電誘導とは」や。

下敷きで髪の毛が逆立つ、あれに似た現象やで。電験三種では超重要な概念やから、しっかり理解していこか!

静電誘導は、静電気の分野で最も基本的で重要な現象の一つや。この現象を理解することで、コンデンサの原理や静電気の応用まで、幅広い知識につながっていくんやで。

📚 この講座で学ぶこと

✅ 静電誘導とは何かを理解する

✅ 導体内の自由電子の振る舞いを理解する

✅ 外部電界による電荷移動のメカニズムを理解する

✅ 静電誘導と帯電の違いを理解する

✅ 静電誘導の身近な例を知る

静電誘導を理解するには、まず「導体」と「自由電子」の概念を押さえることが大切や。導体の中には自由に動ける電子がおって、この電子が外部の電荷に反応して動くんやで。

この講座をマスターすれば、電験三種の静電気分野の問題がグッと解きやすくなるで。ほな、さっそく始めていこか!

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まず「導体」について復習するで。

導体っていうのは、金属みたいに電気を通しやすい物質のことや。銅や鉄、アルミニウムなんかが代表的な導体やな。

電線や電気回路で使われてる金属は、ほとんど導体やで。電気を効率よく運ぶために、導体の性質が活用されてるんや。

なんで導体は電気を通すんやろか?その秘密は「自由電子」にあるんや。

導体内の自由電子 導体(金属など)

導体の中には自由電子っていう、自由に動き回れる電子がおるんや。

この自由電子が動くから、導体は電気を通すんやで。普通、原子の中の電子は原子核に縛られてるんやけど、金属の場合は一部の電子が「自由」になって、金属全体を自由に動き回れるんや。

💡 たとえ話で理解しよう

自由電子を「プールの中のビーチボール」やと思ってみ。プール(導体)の中で、ビーチボール(自由電子)は自由に動き回れるやろ?風が吹いたら(電界がかかったら)、ビーチボールは風の方向に流されていく。これが電流の正体なんや。

この「自由電子が動ける」という性質が、静電誘導を理解するための超重要ポイントや。次のステップで、この自由電子がどう動くかを見ていくで!

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ほな、本題の「静電誘導」を説明するで!

静電誘導っていうのは、導体に帯電した物体を近づけると、導体内の電荷が移動する現象のことや。

「誘導」っていう言葉は「誘い出す」という意味やな。つまり、帯電体が導体内の電荷を「誘い出して」移動させるんや。

静電誘導のしくみ + 帯電体 + + + 電子が移動 −に帯電 +に帯電

💡 静電誘導のポイント

🔴 正電荷を近づけると → 近い側に負電荷、遠い側に正電荷が現れる

🔵 負電荷を近づけると → 近い側に正電荷、遠い側に負電荷が現れる

💡 磁石のN極・S極と似てる!

静電気で学んだ「異符号は引き合い、同符号は反発する」という法則を思い出してな。磁石のN極とS極が引き合うのと同じ原理や。正電荷(+)と負電荷(−)は引き合うから、正の帯電体を近づけると、導体内の負電荷(電子)が引き寄せられるんや。

大事なのは、「近い側」と「遠い側」で現れる電荷の符号が逆になるっていうことや。次のステップでは、なぜこういう動きになるのかをもう少し詳しく見ていくで!

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なんで電荷が移動するんか?ってとこを説明するで。

答えは簡単、異符号の電荷は引き合い、同符号は反発するからや!

これは静電気の基本法則やな。18世紀にフランスの物理学者シャルル・クーロンが発見した「クーロンの法則」の基礎になる考え方や。電荷同士には必ず力が働くんやで。

クーロンの法則では、電荷間の力の大きさは電荷の積に比例し、距離の2乗に反比例するって言われてるな。この法則のおかげで、静電誘導を数式で表現できるようになったんや。

電荷移動のメカニズム ①正電荷が近づく + ②電子が引き寄せられる + 引力 ③電荷分布が完成 + + + +

電荷移動の流れ

① 帯電体(+)が近づく

② 導体内の自由電子(−)が引き寄せられる

③ 近い側:電子が集まりに、遠い側:電子が減り

📌 電荷間の力の法則

異符号(+と−)→ 引力が働く

同符号(+と+、−と−)→ 斥力(反発力)が働く

💡 人間関係に例えると...

「異なる性格の人は惹かれ合い、似た者同士は反発する」みたいなもんやな。電荷の世界では、+と−は「異なる符号」やから引き合う。−と−は「同じ符号」やから反発する。自由電子は負電荷やから、正電荷には引かれて、負電荷からは逃げるんや。

この「引力と斥力」の法則をしっかり覚えておけば、静電誘導の問題はかなり解きやすくなるで。ほな、確認問題いってみよか!

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ほな、ここまでの確認問題や!

🧠 問題1

正に帯電した物体を導体に近づけたとき、導体の近い側はどうなる?

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OK、整理しよか。

静電誘導で大事なのは「電荷の引力と斥力」や。ここをしっかり押さえれば、問題は解けるようになるで!

ポイント1: 異符号は引き合う

正電荷(+)と負電荷(−)は引き合うんやったな!

これは磁石のN極とS極が引き合うのと似てるイメージや。

ポイント2: 自由電子は負電荷

導体内を動けるのは自由電子(−)や!

正電荷(原子核)は固定されてて動けへんから、動くのは電子だけやで。

💡 つなげて考えると...

正電荷が近づく → 自由電子(−)が引き寄せられる

→ 近い側は負に帯電

🔄 確認問題

正電荷と負電荷は引き合う?反発する?

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さすがや!ほな応用問題いくで。

静電誘導の本質を理解してるか確認するで。これは試験でもよく出るポイントやからな!

🔥 発展問題

静電誘導が起きているとき、導体全体の電荷量はどうなっている?

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静電誘導の大事な特徴を説明するで。

静電誘導には3つの重要な特徴があるんや。これは電験三種でもよく問われるポイントやから、しっかり覚えとき!

📌 静電誘導の3つの特徴

① 導体全体の電荷量は変わらない(電荷の移動だけ)

② 帯電体を離すと元に戻る

導体でのみ起こる(絶縁体では起きない)

特に①の「電荷量が変わらない」っていうのが超重要や。静電誘導は電荷が「移動する」だけで、電荷が「増えたり減ったり」はせえへんのや。

帯電体を離すと元に戻る 帯電体あり + + + 離す 帯電体なし 元に戻る!

静電誘導は「電荷の移動」やから、帯電体がなくなれば電子は元の位置に戻るんや。これが「帯電」との大きな違いやで。

💡 ゴムひもに例えると...

静電誘導を「ゴムひも」で例えてみよか。ゴムひもを引っ張ると伸びるけど、手を離すと元に戻るやろ?静電誘導も同じで、帯電体という「引っ張る力」があるときだけ電荷が移動して、その力がなくなれば元に戻るんや。これが「一時的な現象」っていう静電誘導の特徴や。

この「元に戻る」という性質は、後で学ぶ「静電誘導による帯電」という応用技術を理解するときに重要になってくるで。次のステップでは、自由電子の振る舞いをもう少し詳しく見ていくで!

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自由電子の振る舞いをもう少し詳しく見ていくで。

静電誘導を理解する上で、「電子がどっちに動くか」を正確に判断できることが超大事や。ここでは、帯電体の符号によって電子がどう動くかを比較してみよう。

結論から言うと、電子は異符号に引かれ、同符号から逃げるんや。これを図で確認してみよか!

自由電子の移動方向 正電荷を近づける + 電子 → 電子は+側へ移動 負電荷を近づける 電子 → 電子は−から離れる 電子は異符号に引かれ、同符号から逃げる

💡 電子の移動法則

🔴 正電荷に引き寄せられる(異符号は引き合う)

🔵 負電荷から遠ざかる(同符号は反発する)

💡 電子の気持ちになって考えよう

自分が電子(マイナス)やと思ってみ。プラスの人が近づいてきたら「お、好きなタイプや!」って近寄るやろ?でもマイナスの人が近づいてきたら「うわ、同じタイプや、逃げよ!」ってなるやろ?電子の動きもまさにこれと同じや。異なる符号には引かれて、同じ符号からは逃げるんや。

この法則を頭に入れておけば、どんな静電誘導の問題でも電子の移動方向を正確に判断できるようになるで。次は、「正電荷は移動しない」という超重要ポイントを説明するで!

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ここで超重要なポイントや!

導体内で移動するのは自由電子だけやで。正電荷(原子核)は動かへんのや。

これは初心者がよく間違えるポイントやから、しっかり理解しといてな。「正電荷が移動する」と思ってしまいがちやけど、実際に動いてるのは電子だけなんや。

原子核は陽子と中性子からできてて、めっちゃ重いんや。電子に比べて約1800倍も重い。そやから、電界がかかっても原子核はほとんど動けへんのや。

導体内で動くのは電子だけ + + + 原子核(+):固定 自由電子(−):移動可能

📌 覚えておくべきこと

🔴 正電荷が「現れる」 = 電子が減った場所

🔵 負電荷が「現れる」 = 電子が集まった場所

つまり「正電荷が移動した」んやなくて、「電子が移動した結果、正電荷が見える」ようになるんや。この考え方、電験でよく出るから覚えとき!

💡 椅子取りゲームで考えよう

教室に10個の椅子(原子核)と10人の生徒(電子)がおると想像してみ。椅子は動かへんけど、生徒は自由に移動できる。もし5人の生徒が左側に移動したら、右側の椅子は「空席」になるやろ?この「空席」が見かけ上の「正電荷」なんや。椅子が動いたんやなくて、生徒が動いた結果、空席ができたんやな。

この「電子が動く→その結果、正電荷が見える」という考え方は、半導体の「正孔(ホール)」という概念にもつながる重要な考え方やで。ほな、次の問題に挑戦してみよか!

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ほな、電子の動きについての問題や!

🧠 問題2

負に帯電した物体を導体に近づけたとき、導体内の自由電子はどう動く?

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整理しよか。

今度は「同符号の電荷」について考えてみよう。マイナス同士はどうなるか?

ポイント1: 同符号は反発

負電荷(−)と負電荷(−)は反発する

同じ符号の電荷は、まるで同じ極性の磁石みたいに反発し合うんや。

ポイント2: 自由電子は負電荷

自由電子も負電荷(−)やな!

だから、負に帯電した物体が近づくと、自由電子は「同じマイナス同士や、逃げよ!」ってなるんや。

💡 つなげて考えると...

負の帯電体が近づく → 自由電子(−)は反発

→ 電子は帯電体から離れる

🔄 確認問題

同符号の電荷は引き合う?反発する?

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よっしゃ!発展問題や。

静電誘導の「条件」について考える問題やで。なんで導体でしか起きへんのか、考えてみよう!

🔥 発展問題

静電誘導では電子が移動するが、絶縁体では静電誘導が起きない。その理由は?

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ここで「静電誘導」と「帯電」の違いを整理するで。

この違い、試験でよく問われるから要チェックや!見た目は似てるけど、本質的に全然違う現象なんやで。

まず「帯電」っていうのは、摩擦とかで物体に電荷が実際に「移る」現象や。下敷きを髪の毛でこすると、電子が髪の毛から下敷きに移動して、下敷きが負に帯電するやろ?これが帯電や。

帯電には「摩擦帯電」「接触帯電」「誘導帯電」など、いくつかの種類があるで。どれも電荷が物体間を実際に移動するという共通点があるんや。

一方「静電誘導」は、電荷が「移動する」だけで、外部から電荷が来たり出ていったりはせえへん。導体内部での電荷の再配置なんや。

静電誘導 vs 帯電 静電誘導 電荷の移動のみ 全体の電荷量:変わらない 帯電体を離すと:元に戻る 接触:不要 帯電 電荷の移動・付加 全体の電荷量:変わる 帯電体を離すと:帯電したまま 接触:必要(摩擦帯電など)

📌 静電誘導と帯電の決定的な違い

静電誘導:一時的な現象(帯電体を離すと元に戻る)

帯電:永続的な現象(離しても帯電したまま)

💡 水槽の水で例えると...

静電誘導は「水槽を傾けた」状態や。傾けると水は一方に偏るけど、水槽を元に戻せば水も元に戻る。水の総量は変わらへんやろ?一方、帯電は「水槽に水を注いだ」状態や。水を注いだら、傾きを戻しても水の量は増えたままやな。これが両者の本質的な違いや。

この違いを理解しておくと、電験三種の問題で「これは静電誘導の話か、帯電の話か」を正確に判断できるようになるで。次は静電誘導が起きるための条件を見ていこか!

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静電誘導が起きるための条件をまとめるで。

どんな状況でも静電誘導が起きるわけやないんや。ある条件が揃ったときだけ、この現象は起こるんやで。

📌 静電誘導の条件

① 対象が導体であること

② 近くに帯電した物体があること

③ 接触は不要(近づけるだけでOK)

逆に言えば、絶縁体(ゴムやプラスチック)では静電誘導は起きへんのや。なんでかっていうと、絶縁体には自由電子がおらんからやな。

絶縁体にも電子はあるんやけど、その電子は原子にガッチリ束縛されてて、自由に動けへんのや。だから帯電体を近づけても、電荷の移動が起きへんねん。

ちなみに、「半導体」は導体と絶縁体の中間的な性質を持つ物質で、条件によって電気を通したり通さなかったりする。これはまた別の講座で詳しくやるで!

💡 導体と絶縁体の違いを例えると...

導体は「自由席の映画館」みたいなもんや。観客(電子)は好きな席に自由に移動できる。一方、絶縁体は「指定席の映画館」や。観客は自分の席から動けへん。だから、たとえ人気俳優(帯電体)が片側に登場しても、指定席の観客は席を立って移動できへんのや。

💡 接触不要がポイント!

静電誘導は「遠隔作用」や。帯電体と導体が触れなくても、電界を通じて力が伝わるんや。これは磁石がくっつかなくても、鉄を引きつけることができるのと同じ原理やで。

この「接触不要」という性質は、静電誘導を使った様々な応用技術の基礎になってるんや。次は誘導電荷について詳しく見ていくで!

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静電誘導で現れる電荷のことを「誘導電荷」って呼ぶで。

この誘導電荷には、とても重要な性質があるんや。それは「近い側と遠い側の誘導電荷は同じ大きさで逆符号」ということや。

なんでそうなるんか?これは「電荷保存則」という物理の基本法則から来てるんや。電荷は勝手に生まれたり消えたりせえへんのや。

誘導電荷の大きさ +Q (帯電体) −q + + + +q 近い側と遠い側の誘導電荷は同じ大きさ
誘導電荷の性質:−q と +q は同じ大きさ
導体全体では電荷の総和 = 0(電気的中性を保つ)

誘導電荷の大きさは、近い側と遠い側で同じやで。これは電荷保存則から来てるんや。

考えてみてな。もともと導体は電気的に中性(+と−が同じ数)やったやろ?静電誘導は電荷の「移動」だけやから、電荷が増えたり減ったりはせえへん。だから、近い側に−qが集まったら、遠い側には必ず+qが残るんや。

💡 シーソーでバランスを取る

誘導電荷を「シーソー」で考えてみよう。シーソーの左側に3kgの重りを置いたら、バランスを取るために右側にも3kgの重りが必要やろ?静電誘導も同じで、近い側に−3Cの電荷が集まったら、遠い側には+3Cの電荷が現れる。これで導体全体のバランス(電気的中性)が保たれるんや。

📌 誘導電荷の計算ポイント

近い側の誘導電荷:−q

遠い側の誘導電荷:+q

合計:(−q) + (+q) = 0 ← 電気的中性を維持!

この「電荷保存」の考え方は、電験三種の計算問題でもよく使うから、しっかり覚えとき!次は確認問題に挑戦や!

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静電誘導と帯電の違いについての問題や!

🧠 問題3

静電誘導と帯電の違いとして正しいものはどれ?

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静電誘導の特徴を思い出そか。

静電誘導と帯電の違いは、試験でよく出る重要ポイントやで!

静電誘導の特徴

・電荷の移動だけ(総量は変わらない)

・帯電体を離すと元に戻る

・接触は不要

→ つまり「一時的な現象」ってことやな!

🔄 確認問題

静電誘導では、帯電体を離すとどうなる?

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発展問題いくで!

静電誘導の応用問題や。静電誘導は「帯電体を離すと元に戻る」という特徴があったよな。じゃあ、静電誘導を使って永続的に帯電させるにはどうすればええんやろ?

🔥 発展問題

静電誘導を利用して導体を帯電させるにはどうすればよい?

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静電誘導は身近なところでも起きてるんや。

実は私たちの日常生活でも、静電誘導の現象はいたるところで起きてるんやで。具体的な例を見ていこか。

🔧 静電誘導の身近な例

🔴 帯電した下敷きに髪の毛が引き寄せられる

  → 髪の毛(導体)に静電誘導が起きて引力が発生

🔴 静電気を帯びた手でドアノブに触れる前の「パチッ」の前兆

  → ドアノブ(金属)に誘導電荷が発生

🔴 雷(落雷)

  → 雷雲の電荷により地面に誘導電荷が発生

特に雷は、静電誘導のスケールがめちゃくちゃ大きい例やな。雷雲が負に帯電してると、地面には正の誘導電荷が現れるんや。この誘導電荷が、落雷の「ルート」を決める重要な要因になってるんやで。

💡 下敷きと髪の毛の実験を詳しく見ると...

小学校でやった下敷きの実験、覚えてへん?下敷きを髪の毛でこすると、下敷きが負に帯電するやろ。その下敷きを髪の毛に近づけると、髪の毛の中の自由電子が下敷きから逃げようとする。その結果、髪の毛の下敷きに近い側は正に帯電して、負の下敷きと正の髪の毛が引き合うんや。これが髪の毛が逆立つ原因やで!

⚡ 雷と静電誘導の関係

雷雲が負に帯電 → 地面に正の誘導電荷が発生

→ 雲と地面の電位差が大きくなる → 放電(雷)が起きる!

避雷針はこの原理を利用して、安全に雷を地面に逃がすんや。

こういう身近な例を知っておくと、静電誘導が「教科書の中だけの話」やなくて、実際に世界で起きてる現象やってことが実感できるやろ?次は電界との関係を見ていくで!

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静電誘導を電界の視点から見てみるで。

今まで「電荷同士の引力・斥力」で静電誘導を説明してきたけど、もう一つの見方として「電界」を使った説明があるんや。これは電験三種でより高度な問題を解くときに役立つ考え方やで。

電界っていうのは、電荷の周りに存在する「力の場」のことや。帯電体から電界が放射されていて、その電界が導体内の電子に力を及ぼすんやな。

静電誘導と電界 + 電界E 電子の移動 + + 電子は電界と 逆方向に移動

💡 電界と電子の関係

🔴 電界 E は正電荷から出る方向

🔵 電子(負電荷)は電界と逆方向に力を受ける

→ だから電子は帯電体(+)の方へ移動するんや!

💡 電界を「風」に例えると...

電界を「風」やと思ってみ。正電荷から吹く風(電界)があるとする。正電荷(軽いボール)は風に乗って流されるけど、負電荷(特殊なボール)は風に逆らって進む性質があるんや。だから電子は電界と逆方向、つまり正電荷の方に引き寄せられるんやで。

この「電界の視点」は、静電気の問題を数式で解くときに非常に重要になってくる。電子に働く力は F = qE(q:電荷、E:電界の強さ)で表されるんや。電子の電荷は負やから、力の向きは電界と逆になるってわけやな。

次は静電誘導の産業応用を見ていくで!実際にどんなところで使われてるか、知っておくと面白いで。

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静電誘導は工業的にも応用されとるで。

教科書で学ぶ静電誘導の原理が、実際の産業でどう使われてるか知っておくと、理解が深まるし、電験の問題でも応用がきくようになるで。

ここでは代表的な3つの応用例を紹介するで。どれも静電誘導の「電荷を引きつける」という性質を巧みに利用してるんや。

🔧 静電誘導の産業応用

🔴 静電塗装:塗料粒子を帯電させ、接地した被塗物に誘導電荷を発生させて効率よく塗装

🔴 静電集塵装置:排気ガス中の粒子を帯電させ、集塵板で捕集

🔴 コピー機・レーザープリンタ:感光ドラムの静電誘導を利用

💡 静電塗装のしくみ

車のボディを塗装するときに使われる「静電塗装」を例に説明するで。まず塗料の粒子を負に帯電させる。次に、塗装したい車のボディ(導体)を接地する。すると、ボディには正の誘導電荷が発生して、負の塗料粒子を引きつけるんや。この方法やと、塗料が無駄なくボディに付着するから、効率がめっちゃええんやで!

これらは電験三種でも出題されることがあるから、名前と原理を覚えとくとええで!特に静電塗装と静電集塵は、環境問題や効率化の観点からも注目されてる技術や。

📌 コピー機の原理(参考)

コピー機では、感光ドラムを使って原稿の画像を複製するんや。光が当たった部分と当たってない部分で電荷の分布が変わり、トナー(粉末インク)が静電気の力で必要な部分にだけ付着する。これも静電誘導の応用やで!

こういう産業応用を知っておくと、「静電誘導って実際に役立ってるんやな」って実感できるやろ?ほな、最後の確認問題に挑戦してみよか!

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最後の確認問題や!

🧠 問題4

+10Cに帯電した物体を導体に近づけたとき、導体の近い側に現れた誘導電荷が−3Cだった。このとき、遠い側に現れる誘導電荷は?

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誘導電荷の性質を思い出そか。

誘導電荷の大きさについて、大事なポイントを整理するで!

ポイント: 導体全体は電気的中性

静電誘導では電荷の移動だけが起きる

→ 近い側と遠い側の電荷は大きさが同じで符号が逆

→ 合計すると必ずゼロになる!これが「電荷保存則」や!

🔄 確認問題

近い側が−3Cなら、遠い側は何Cになる?

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最後の発展問題や!

静電誘導の背景にある物理法則について考える問題やで。電荷間の力を扱う有名な法則、覚えてるか?

🔥 発展問題

帯電体の電荷が大きいほど、誘導電荷も大きくなる。この関係を説明する法則は?

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今日学んだことをまとめるで!

静電誘導について、たくさんのことを学んできたな。ここで一回、表にして整理しておこか。試験前の復習にも使えるから、しっかり頭に入れとき!

項目 内容
静電誘導とは 帯電体を近づけると導体内の電荷が移動する現象
移動するもの 自由電子(負電荷)のみ
近い側の電荷 帯電体と異符号(引き寄せられる)
遠い側の電荷 帯電体と同符号(電子が減る)
導体全体の電荷 変わらない(電気的中性)
帯電体を離すと 元に戻る
条件 導体であること(絶縁体では起きない)

📌 覚え方のコツ

「静電誘導」という名前に注目!「誘導」は「誘い出す」という意味やから、電荷を誘い出して移動させる現象やと覚えるとええで。ただし、電荷が増えたり減ったりはせえへん。あくまで「移動」だけや!

この表の内容をしっかり覚えておけば、静電誘導に関する基本問題はバッチリ解けるようになるで。次のステップで最終まとめや!

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よっしゃ!最後に今日のまとめや。

第1講「静電誘導とは」、お疲れさんやった!かなり盛りだくさんの内容やったけど、しっかりついてきてくれたな。

📝 第1講のまとめ

静電誘導:帯電体を近づけると導体内の電荷が移動する現象

自由電子:導体内で自由に動ける電子(負電荷)

誘導電荷:近い側と遠い側で同じ大きさ、逆符号

帯電との違い:静電誘導は離すと元に戻る

条件:導体でのみ起こる

💡 今日の学びを一言でまとめると...

静電誘導は「導体内の電子が、外部の帯電体に誘われて移動する現象」や。電荷が増えたり減ったりはせえへんから、帯電体を離せば元に戻る。この「一時的」という特徴が、「帯電」との決定的な違いやで!

次回は誘導電荷の分布について詳しく学ぶで!電気力線との関係も出てくるから、楽しみにしとき!

静電誘導の基本をマスターした君なら、次の講座もバッチリついていけるはずや。今日学んだことを忘れんうちに、次へ進もか!

お疲れさん!第1講「静電誘導とは」終了や!

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📝 今日のまとめ

✅ 静電誘導は導体に帯電体を近づけると電荷が移動する現象

✅ 移動するのは自由電子(負電荷)だけ

✅ 導体全体の電荷量は変わらない

✅ 帯電体を離すと元に戻る

✅ 導体でのみ起こる(絶縁体では起きない)

次の講座
▶ 第2講:誘導電荷の分布