静電気

点電荷の電界と電位の公式【電験三種 理論】

計算問題を徹底マスター!

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よっしゃ!静電気の第6講スタートや!

今回のテーマは「点電荷のまわりの電界と電位」や。

これまで学んだ電界と電位の公式を使って、実際の計算問題をガンガン解いていくで!試験で頻出やから、しっかりマスターしよな。

📚 この講座で学ぶこと

✅ 電界と電位の公式を使いこなす

✅ 距離変化による電界・電位の変化を計算する

✅ 複数電荷による電界の合成を計算する

✅ 複数電荷による電位の重ね合わせを計算する

✅ 電界がゼロになる点を求める

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まず、点電荷の公式を復習しとこか!

前回までに学んだ2つの公式、これが静電気計算の基本中の基本やで。しっかり覚えてな!

点電荷の公式まとめ +Q r 点P 電界 E E = kQ/r² 電位 V V = kQ/r 電界は r² に反比例、電位は r に反比例!
\( E = k\dfrac{Q}{r^2} \)  \( V = k\dfrac{Q}{r} \)
k = 9×10⁹ N・m²/C²

💡 電界と電位の違いを整理!

電界E:「力」に関係 →「1Cあたりに働く力」→ ベクトル(向きあり)

電位V:「エネルギー」に関係 →「1Cあたりの位置エネルギー」→ スカラー(向きなし)

電界は「どっち向きに力が働くか」が大事やけど、電位は「どれだけ高いか」だけが大事なんや。

📌 2つの公式の違い

電界E:距離の2乗に反比例(ベクトル量)→ 合成は「向き」を考慮

電位V:距離の1乗に反比例(スカラー量)→ 合成は単純な足し算

この「r²」と「r」の違い、めっちゃ大事やで!試験でよく引っかけ問題が出るから注意してな。

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距離が変わると電界と電位はどう変わるか?これ、めっちゃ大事やで!

試験で「距離が2倍になったら電界は?」みたいな問題がよく出るから、ここはしっかり押さえとこ。

距離変化と電界・電位 距離 電界E 電位V r(基準) E V 2r(2倍) E/4 V/2 3r(3倍) E/9 V/3

距離が n 倍になると…

・電界E → 1/n²倍(逆2乗)→ 距離2倍で1/4、3倍で1/9

・電位V → 1/n倍(逆1乗)→ 距離2倍で1/2、3倍で1/3

💡 なぜ電界は「2乗」で電位は「1乗」なの?

電界は「力」に関係してて、クーロンの法則 F = kQ₁Q₂/r² から来てるんや。

電位は「エネルギー÷電荷」で、仕事 W = F×距離 の関係から r が1つ消えるんやで。

数学的には、電界Eを距離で積分すると電位Vになる。微積分の関係やな!

距離2倍で電界は1/4、電位は1/2。この違いを覚えとき!試験で混同したら痛い失点になるで。

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計算のコツを教えとくで!

📌 計算テクニック

① k = 9×10⁹ は必ず使うから覚える

② 指数計算は 10^a × 10^b = 10^(a+b) を活用

③ マイクロ(μ)= 10⁻⁶ を即座に変換

よく出る電荷の大きさ

・1 μC(マイクロクーロン)= 1×10⁻⁶ C

・1 nC(ナノクーロン)= 1×10⁻⁹ C

・1 pC(ピコクーロン)= 1×10⁻¹² C

計算例:Q = 2μC、r = 3m の電界

\( E = 9 \times 10^9 \times \dfrac{2 \times 10^{-6}}{3^2} \)

\( = 9 \times 10^9 \times \dfrac{2 \times 10^{-6}}{9} = 2 \times 10^3 \) [V/m]

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ほな、計算問題いくで!

🧠 問題1

+4×10⁻⁶ C の点電荷から 2m 離れた点の電界Eと電位Vを求めよ。

(k = 9×10⁹ N・m²/C²)

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OK、一緒に計算しよか。

電界Eの計算

\( E = k\dfrac{Q}{r^2} = 9 \times 10^9 \times \dfrac{4 \times 10^{-6}}{2^2} \)

\( = 9 \times 10^9 \times \dfrac{4 \times 10^{-6}}{4} = 9 \times 10^{9-6} \)

\( = 9 \times 10^3 \) [V/m]

電位Vの計算

\( V = k\dfrac{Q}{r} = 9 \times 10^9 \times \dfrac{4 \times 10^{-6}}{2} \)

\( = 9 \times 10^9 \times 2 \times 10^{-6} = 18 \times 10^3 \) [V]

🔄 確認問題

E = 9×10³、V = 18×10³ で合ってる?

発展ルート

さすがや!ほな応用問題いくで。

🔥 発展問題

同じ電荷で、電界E = 4×10³ V/m となる距離rは?

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次は複数電荷による電界の合成を見ていくで。

電界の合成(ベクトル和) +Q₁ +Q₂ P E₁ E₂ 合成電界 E = E₁ − E₂(向きを考慮!) 電界はベクトル → 向きを考えて合成!

📌 電界の合成のポイント

・電界はベクトル量

・合成するときは向きを考慮する

・同じ向き → 足す、逆向き → 引く

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電界がゼロになる点の求め方を説明するで!

電界ゼロの点(同符号電荷) +4Q +Q L E = 0 E₁ = E₂ となる点で電界ゼロ! (大きい電荷に近いほど、電界が強いので、小さい電荷寄りになる)

電界ゼロの条件

\( E_1 = E_2 \)

\( k\dfrac{Q_1}{r_1^2} = k\dfrac{Q_2}{r_2^2} \)

→ \( \dfrac{Q_1}{r_1^2} = \dfrac{Q_2}{r_2^2} \)

💡 ポイント

・同符号電荷 → 電界ゼロは2つの電荷の間

・異符号電荷 → 電界ゼロは小さい電荷の外側

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次は電位の重ね合わせや。電界と違って、電位は簡単やで!

電位の重ね合わせ(スカラー和) +Q₁ −Q₂ P r₁ r₂ V = V₁ + V₂ = kQ₁/r₁ + k(−Q₂)/r₂ = kQ₁/r₁ − kQ₂/r₂

📌 電位の重ね合わせのポイント

・電位はスカラー量(向きなし)

・単純に数値を足すだけ

・ただし符号に注意(負電荷は負の電位)

電界みたいにベクトル合成しなくていいから、電位の計算は楽やな!

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ほな、問題で確認しよか!

🧠 問題2

+Q と +Q の電荷が距離 L 離れて置かれている。両電荷を結ぶ直線上で、電界がゼロになる点はどこ?

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OK、考え方を整理しよか。

同符号電荷(+Q と +Q)の場合

・両電荷とも外向きに電界を作る

・中点では両方の電界が逆向きで同じ大きさ

→ 打ち消し合ってゼロになる!

💡 電荷が同じ大きさなら

電界ゼロは必ず中点

🔄 確認問題

同じ大きさの同符号電荷なら、電界ゼロは?

発展ルート

さすがや!ほな発展問題いくで。

🔥 発展問題

+4Q と +Q の電荷が距離 L = 3m 離れて置かれている。電界がゼロになる点は +4Q から何m の位置?

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次は電位がゼロになる点について説明するで!

電位ゼロの点(異符号電荷) +2Q −Q L V = 0 V = 0 異符号電荷 → 電位ゼロの点が2つある!

電位ゼロの条件

\( V_1 + V_2 = 0 \)

\( k\dfrac{Q_1}{r_1} + k\dfrac{Q_2}{r_2} = 0 \)

\( \dfrac{Q_1}{r_1} = -\dfrac{Q_2}{r_2} \)(Q₂が負のとき)

📌 電界ゼロと電位ゼロの違い

電界ゼロ:同符号→間、異符号→外側

電位ゼロ:異符号のときに存在(間と外側の2点)

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電界ゼロと電位ゼロの違いをまとめとくで!

電荷の組み合わせ 電界ゼロの位置 電位ゼロの位置
同符号(+と+) 2電荷の間 存在しない
異符号(+と−) 小さい電荷の外側 間と外側の2点

💡 超重要ポイント

・電界ゼロ ≠ 電位ゼロ(別の概念!)

・電界がゼロでも電位はゼロとは限らない

・電位がゼロでも電界はゼロとは限らない

これ、試験でよく出るから絶対覚えといてや!

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三角形の頂点に電荷がある場合の考え方を説明するで。

正三角形の頂点の電荷 +Q +Q +Q 重心P 電位V:3つの電位の和 電界E:対称性でゼロ

📌 対称配置のポイント

電位:各電荷の電位を足す

電界ベクトルで合成(対称なら打ち消し合う)

正三角形の重心では、3つの電界が120°ずつで打ち消し合って、電界ゼロになるんや。でも電位はゼロやないで!

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ほな、問題いくで!

🧠 問題3

+Q と −Q の電荷が距離 L 離れて置かれている。両電荷の中点での電位Vはいくら?

サポートルート

OK、計算してみよか。

中点での電位

中点は両電荷から距離 L/2

\( V = V_1 + V_2 = k\dfrac{Q}{L/2} + k\dfrac{-Q}{L/2} \)

\( = \dfrac{2kQ}{L} - \dfrac{2kQ}{L} = 0 \)

💡 異符号で同じ大きさなら

中点では電位がゼロになる!

🔄 確認問題

+Q と −Q の中点の電位は?

発展ルート

さすがや!ほな発展問題いくで。

🔥 発展問題

+Q と −Q の中点での電界Eはいくら?

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電気双極子(+Q と −Q の対)の性質を整理しとこか。

電気双極子のまとめ +Q −Q 中点 中点 軸上遠方 E ≠ 0、V = 0 E ∝ 1/r³、V ∝ 1/r²

📌 電気双極子の特徴

・中点:電界 ≠ 0、電位 = 0

・遠方:電界・電位が急速に減衰

双極子は全体として「中性」やけど、近くでは電界がしっかりあるんや!

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電荷を動かすときの仕事について復習しとこか。

\( W = q(V_A - V_B) = q \cdot \Delta V \)
A点からB点に電荷qを動かす仕事
電荷を動かす仕事 A V_A = 100V +2C B V_B = 40V W = 2×(100−40) = 120 J

💡 ポイント

・正電荷が電位の高→低に動く → エネルギーを得る

・正電荷が電位の低→高に動く → エネルギーを失う

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公式の使い分けをまとめとくで!

求めたいもの 使う公式
電界E \( E = kQ/r^2 \)
電位V \( V = kQ/r \)
電界中の力F \( F = qE \)
仕事W \( W = q \Delta V \)
電位と電界の関係 \( E = V/d \)(一様電界)
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最後の問題や!

🧠 問題4

点電荷 +Q から距離 r の位置Aと距離 2r の位置Bがある。+q の電荷をAからBに動かすときの仕事Wは?

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OK、順番に計算しよか。

各点の電位

A点(距離r):\( V_A = kQ/r \)

B点(距離2r):\( V_B = kQ/(2r) \)

仕事の計算

\( W = q(V_A - V_B) \)

\( = q \left( \dfrac{kQ}{r} - \dfrac{kQ}{2r} \right) = q \cdot \dfrac{kQ}{2r} \)

\( = \dfrac{kQq}{2r} \)

🔄 確認問題

W = kQq/(2r) で符号は正?負?

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よっしゃ、最後の発展問題や!

🔥 発展問題

電荷+Qをもつ点から、+qの電荷を無限遠まで運ぶのに必要な仕事は?(最初の距離はr)

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今日学んだことをまとめるで!

項目 ポイント
電界と電位の違い E ∝ 1/r²、V ∝ 1/r
電界の合成 ベクトル和(向きを考慮)
電位の合成 スカラー和(符号に注意)
電界ゼロ(同符号) 2電荷の間
電界ゼロ(異符号) 小さい電荷の外側
仕事 W = qΔV
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よっしゃ!最後に今日のまとめや。

📝 第6講のまとめ

電界:E = kQ/r²(逆2乗)、ベクトル量

電位:V = kQ/r(逆1乗)、スカラー量

電界ゼロ:同符号→間、異符号→外側

電位ゼロ:異符号で存在(間と外側)

仕事:W = q(V_A − V_B)

\( E = k\dfrac{Q}{r^2} \) \( V = k\dfrac{Q}{r} \) \( W = q\Delta V \)
この3つの公式、使いこなせるようになったな!

次回はガウスの法則を学ぶで!電気力線の本数と電荷の関係を数式で表す、静電気の超重要法則や。楽しみにしとき!

お疲れさん!第6講「点電荷のまわりの電界と電位」終了や!

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📝 今日のまとめ

✅ E = kQ/r²(逆2乗)

✅ V = kQ/r(逆1乗)

✅ 電界ゼロと電位ゼロは別の概念

✅ W = qΔV

次の講座
▶ 第7講:ガウスの法則