同期機は、基本的に「固定子(ステータ)」と「回転子(ロータ)」の2つの主要部分から構成されています。ここでは、同期機特有の構造と各部の役割について解説します。
固定子は同期機の外側の静止している部分で、次の要素から構成されています:
同期発電機の場合、固定子は「電機子」と呼ばれ、回転磁界によって誘導起電力が発生し、電力を供給します。同期電動機の場合、固定子は交流電源が接続され、回転磁界を発生させる役割を担います。
固定子巻線の接続
同期発電機の固定子巻線は、大型機では通常Y(スター)結線が採用されています。これにより、高電圧発生時の相間絶縁が簡素化され、また零相電流(第3次高調波電流など)が流れないという利点があります。小型機ではΔ(デルタ)結線も使用されることがあります。
回転子は同期機の内側の回転する部分で、次の要素から構成されています:
回転子に設けられた界磁巻線に直流電流を流すことで、回転子は電磁石となります。この電磁石が固定子の回転磁界と同期して回転することが、同期機の基本原理です。
同期機の回転子は、その構造によって主に2種類に分類されます:
突極形回転子 | 円筒形回転子 |
---|---|
磁極が回転子から突き出た形状(明確な磁極構造) | 回転子表面が円筒状で、分散配置された界磁巻線 |
低速・中速機(水力発電機など)に適用 | 高速機(火力・原子力発電機など)に適用 |
極数が多い(4極以上が一般的) | 極数が少ない(主に2極または4極) |
リラクタンストルクが発生する | ほぼ等方的な磁気回路 |
機械的強度に制限あり | 高い機械的強度 |
突極形と円筒形の選択基準
回転速度が選択の主な基準となります。火力発電所のタービン発電機は3000rpm(50Hz地域)または3600rpm(60Hz地域)の高速で運転されるため、遠心力に耐えるよう円筒形が採用されます。一方、水力発電機は水車と直結するため50〜600rpmの低速運転となり、突極形が採用されます。また、ディーゼル発電機などの中速機では、突極形が一般的です。
突極形回転子では、磁束が磁極面に集中するため、回転子の直軸方向(磁極中心線方向)と横軸方向(磁極間の方向)でリアクタンスが異なります。これにより、突極機ではリラクタンストルクが発生し、円筒形と比べて特性に違いが現れます。
回転子の界磁巻線に直流電流を供給するための方式を「励磁方式」と呼びます。主な励磁方式には次のようなものがあります:
励磁制御の重要性
同期発電機では、励磁電流を制御することにより、出力電圧や無効電力を調整することができます。また、同期電動機では、励磁電流を変化させることで力率を制御できます。このため、励磁系統は同期機の制御において極めて重要な役割を果たしています。現代の大型発電所では、AVR(自動電圧調整器)などの電子制御装置により、励磁電流が精密に制御されています。
ブラシレス励磁方式は、保守の手間を大幅に減らすことができるため、現代の同期機では広く採用されています。特に大型発電機では、ブラシの摩耗や火花による問題を避けるために重要な技術となっています。
同期機の基本構造のまとめ
同期機の動作原理は、回転磁界と回転子の磁極が同期する現象に基づいています。このセクションでは、同期機がどのように電気エネルギーと機械的エネルギーを変換するかを解説します。
三相交流が固定子巻線に流れると、空間的に120°ずつ離れた巻線に時間的に120°の位相差を持つ電流が流れ、合成磁界が一定の速度で回転する「回転磁界」が発生します。
回転磁界の速度である「同期速度」は次の式で表されます:
ここで:
同期速度の計算例
4極の同期機を50Hzの電源で運転する場合の同期速度は:
つまり、毎分1500回転の速度で回転します。一般的に使用される同期機の極数と同期速度の関係は以下の通りです:
同期機では、回転子の界磁極が固定子の作る回転磁界と同じ速度で回転します。これが「同期回転」と呼ばれる状態です。同期機が安定して運転するためには、回転子の磁極が回転磁界に引っ張られながらも、一定の角度差(負荷角または出力角)を保って回転する必要があります。
同期発電機では、外部の原動機(タービンなど)によって回転子を回転させます。回転子の界磁極が作る磁界が固定子巻線を横切ることで、電磁誘導によって固定子巻線に交流起電力が発生します。
発電機の誘導起電力の大きさは、次の式で表されます:
ここで:
同期発電機の出力周波数は回転速度に比例し、極数によって決まります:
ここで:
発電機の無負荷特性
無負荷状態での同期発電機の端子電圧は、主に界磁電流によって決まります。界磁電流を増加させると、ある程度までは端子電圧がほぼ直線的に上昇しますが、鉄心の磁気飽和により、やがて上昇率は低下します。この関係を示したグラフを「無負荷飽和曲線」と呼びます。
同期電動機では、固定子に三相交流を供給して回転磁界を発生させます。回転子の界磁極が固定子の回転磁界と相互作用し、引き合う力(トルク)が発生して回転します。
同期電動機のトルクは次の式で近似的に表されます:
ここで:
この式から、同期電動機のトルクは負荷角の正弦関数に比例することがわかります。負荷角が90°を超えると、トルクは減少に転じ、180°で零になります。このため、最大出力角を超える負荷を加えると、電動機は同期はずれを起こし、停止に至ります。
同期電動機の特徴
同期電動機の主な特徴は以下の通りです:
同期機の電気的特性を理解するために、フェーザ図と等価回路が用いられます。
同期機の基本的な等価回路は次のように表されます:
ここで:
フェーザ図は、電圧、電流、磁束などの関係を視覚的に表現するもので、同期機の動作状態を理解するのに役立ちます。負荷条件や励磁状態によって、フェーザ図の形状が変化します。
突極機のリアクタンス
突極形同期機では、磁気回路の非対称性により、直軸リアクタンス \(X_d\) と横軸リアクタンス \(X_q\) が異なります。一般に \(X_d > X_q\) となります。この違いにより、突極機では電磁トルクに加えてリラクタンストルクが発生します。円筒形同期機では、磁気回路がほぼ対称的で \(X_d \approx X_q\) となり、リラクタンストルクはほとんど発生しません。
同期機の動作原理のまとめ
同期機の性能を理解するためには、その特性を知ることが重要です。このセクションでは、同期発電機と同期電動機の特性について解説します。
同期発電機の主な特性には以下のようなものがあります:
無負荷特性は、界磁電流 \(I_f\) に対する無負荷時の端子電圧 \(E_0\) を示し、鉄心の磁気飽和の影響が現れます。短絡特性は、三相短絡時の界磁電流と短絡電流が直線関係にあることを示します。
発電機の電圧調整率は次の式で定義されます:
\[\text{電圧調整率} = \frac{E_0 - V_t}{V_t} \times 100\%\]ここで:
負荷力率の影響
発電機の外部特性は負荷の力率によって大きく変化します。一般に:
これは、負荷電流による電機子反作用の影響が力率によって異なるためです。
実際の発電所では、励磁制御(AVR)により端子電圧を一定に保つ運転が行われるため、これらの特性が直接見られることは少なくなっていますが、基本特性を理解することは重要です。
同期電動機の主な特性には以下のようなものがあります:
同期電動機の負荷角-トルク特性は次の式で表されます:
円筒形同期電動機:
\[T = \frac{3V_1E_f}{X_d\omega_s}\sin\delta\]突極形同期電動機:
\[T = \frac{3V_1E_f}{X_d\omega_s}\sin\delta + \frac{3V_1^2}{2\omega_s}\left(\frac{1}{X_q} - \frac{1}{X_d}\right)\sin2\delta\]ここで:
突極形同期電動機では、電磁トルクに加えてリラクタンストルクが発生するため、最大トルクを発生する負荷角は90°より若干小さく、また同じ界磁電流でも円筒形よりもトルクが大きくなる傾向があります。
同期電動機の同期化力
同期電動機が安定に運転するためには、負荷トルクの変動に対して自己復帰力(同期化力)が必要です。この同期化力は負荷角が増加すると大きくなり、負荷角が90°で最大となります。これを超えると同期化力が減少し、最終的に同期外れ(脱調)を起こします。通常、安定運転のためには最大トルクの60〜70%以下の負荷で運転することが推奨されます。
同期電動機の重要な特性の一つに、V曲線があります。これは、負荷一定の条件で界磁電流を変化させたときの電機子電流の変化を示すもので、V字型の曲線となることからV曲線と呼ばれます。
V曲線の特徴:
力率改善への応用
同期電動機の力率制御能力は、工場の力率改善に利用されます。通常、工場内の誘導電動機などが遅れ力率負荷となるため、系統全体の力率を改善するために同期電動機を過励磁運転(進み力率)することがあります。これにより、同期調相機として機能させ、無効電力を系統に供給することができます。計算例:5000kVAの容量を持つ同期電動機を力率0.8進みで運転すると、約3000kVarの無効電力を系統に供給できます。
V曲線は負荷によって異なり、負荷が大きいほどV字の底(最小電機子電流点)は高くなります。また、最小電機子電流を与える界磁電流(最適励磁)も負荷によって変化します。
同期安定度とは、同期機が同期状態を維持できる能力のことです。同期機が安定に運転するためには、負荷変動などの外乱に対して回転子が同期速度に戻る力(同期化力)が十分に働く必要があります。
同期安定度には、主に以下の2種類があります:
安定度の向上対策
同期機の安定度を向上させるための主な方法は以下の通りです:
同期安定度の限界は、発電機では送電電力が最大となる負荷角(通常90°前後)、電動機では最大トルクを発生する負荷角によって決まります。実際の運用では、安全余裕を考慮して、これらの限界よりも小さな負荷角で運転します。
同期機の特性のまとめ
同期機は発電機と電動機の両方として幅広い分野で応用されています。このセクションでは、同期機の主な応用例と制御方法について解説します。
同期発電機は、電力系統における主要な発電設備として広く使用されています:
電力系統では、同期発電機の制御は非常に重要です。主な制御項目には以下のものがあります:
自動電圧調整器(AVR)の役割
AVRは発電機の端子電圧を検出し、設定値と比較して、その差に応じて励磁電流を自動的に調整するシステムです。これにより、負荷変動や系統擾乱があっても端子電圧を一定に保つことができます。現代のAVRは、端子電圧制御だけでなく、無効電力制御、力率制御、系統安定化機能(PSS)なども備えた多機能な装置になっています。
同期発電機は電力系統の安定性にも重要な役割を果たしています。特に、大型発電機は系統の短絡容量を高め、電圧安定性を向上させる効果があります。
同期電動機は、以下のような特定の産業用途で使用されています:
同期調相機の適用例
同期調相機は、実質的に無負荷で運転される同期電動機で、励磁を調整することで系統に無効電力を供給または吸収します。例えば、長距離送電線の末端や大型変電所に設置され、電圧安定化や力率改善に使用されます。100MVAの同期調相機が0.8の進み力率で運転される場合、系統に約80Mvarの無効電力を供給できます。
同期電動機の選定では、以下の点を考慮します:
同期電動機は自己始動能力を持たないため、何らかの補助的な始動方法が必要です。主な始動方法は以下の通りです:
始動方法 | 原理 | 適用範囲 | 特徴 |
---|---|---|---|
誘導電動機による始動 | 別の電動機で回転子を同期速度近くまで加速 | 大型機 | 始動電流が小さい、専用の始動機が必要 |
ダンパ巻線による非同期始動 | 回転子のダンパ巻線に誘導される電流によるトルクで始動 | 中小型機 | 構造が簡単、大きな始動電流が必要 |
始動巻線による始動 | かご形誘導電動機の巻線を内蔵して始動 | 中型機 | 大きな始動トルクが得られる |
リアクトル/オートトランス始動 | 低電圧で始動し、徐々に全電圧に移行 | 中大型機 | 始動電流を抑制できる |
インバータによる始動 | 低周波から徐々に周波数を上げて始動 | 可変速運転機 | 始動電流が小さく、スムーズな始動が可能 |
ダンパ巻線による非同期始動(最も一般的な方法)の手順:
同期引き込み現象
同期電動機の始動過程で最も重要な現象が「同期引き込み」です。回転子の速度が同期速度近くになったときに界磁電流を流すと、界磁極と回転磁界の間に引力が働き、回転子が同期速度に引き込まれます。引き込みを成功させるためには、適切なタイミングで十分な界磁電流を流すことが重要です。現代の電動機では、自動同期装置によって最適なタイミングで励磁が行われます。
複数の同期発電機を電力系統に接続して運転することを「並行運転」と呼びます。新たに発電機を系統に投入する操作を「同期投入」または「同期並列」と呼びます。
同期投入の条件(同期検査項目)は以下の通りです:
これらの条件を確認するために、同期検定器(シンクロスコープ)や同期検査リレーが使用されます。
同期投入の手順
1. 原動機を起動し、発電機を定格速度近くまで加速
2. 励磁装置を徐々に調整して、系統電圧と同じ端子電圧に設定
3. 原動機の速度調整により、系統周波数よりわずかに高い周波数に調整(0.1〜0.2Hz高め)
4. シンクロスコープで位相差を監視し、位相が一致する直前に遮断器を閉じる
5. 並列後、負荷分担を適切に調整(有効電力は原動機出力で、無効電力は励磁で調整)
並行運転時の電力分担の制御:
自動同期装置
現代の発電所では、同期投入は自動同期装置(オートシンクロナイザ)によって行われます。この装置は電圧、周波数、位相を自動的に監視・調整し、最適なタイミングで遮断器の投入信号を出します。これにより、人為的ミスによる非同期投入のリスクを低減し、機器の損傷や系統擾乱を防止します。
同期機の応用と制御のまとめ
問題1:同期速度と極数の計算
50Hzの電源で750 r/minの同期速度で回転する同期電動機の極数を求めよ。
解答:
同期速度と極数、周波数の関係式は次のように表されます:
\[n_s = \frac{120f}{p}\]ここで:
この式を極数 \(p\) について解きます:
\begin{align*} p &= \frac{120f}{n_s} \\[10pt] &= \frac{120 \times 50}{750} \\[10pt] &= \frac{6000}{750} \\[10pt] &= 8 \end{align*}したがって、この同期電動機の極数は8極です。
確認のために、8極の同期電動機の同期速度を計算してみると:
\begin{align*} n_s &= \frac{120 \times 50}{8} \\ &= \frac{6000}{8} \\ &= 750 \, \mathrm{r/min} \end{align*}計算結果が一致することを確認できました。
問題2:同期発電機の誘導起電力の計算
4極の同期発電機があり、毎極毎相の巻数が30、巻線係数が0.85、毎極の磁束が0.05 Wbである。回転速度が1500 r/minのとき、誘導される相電圧の実効値を求めよ。
解答:
同期発電機の誘導起電力(相電圧)は次の式で求められます:
\[E = 4.44 f N \Phi K_w\]ここで:
まず、回転速度から周波数を計算します:
\[f = \frac{np}{120} = \frac{1500 \times 4}{120} = \frac{6000}{120} = 50 \, \mathrm{Hz}\]次に、毎相の全巻数を計算します。毎極毎相の巻数が30なので、4極では:
\[N = 30 \times 4 = 120 \text{ 巻}\]これらの値を誘導起電力の式に代入します:
\begin{align*} E &= 4.44 \times 50 \times 120 \times 0.05 \times 0.85 \\[10pt] &= 4.44 \times 50 \times 120 \times 0.05 \times 0.85 \\[10pt] &= 4.44 \times 50 \times 120 \times 0.0425 \\[10pt] &= 4.44 \times 50 \times 5.1 \\[10pt] &= 4.44 \times 255 \\[10pt] &= 1132.2 \, \mathrm{V} \end{align*}したがって、誘導される相電圧の実効値は約1132 Vです。
問題3:同期電動機の出力と力率の計算
三相同期電動機が220V、60Hz、100Aで運転されており、効率は92%である。この電動機が0.85進みの力率で運転しているとき、機械的出力と無効電力を求めよ。
解答:
(1) 機械的出力の計算:
まず、三相電動機の入力電力を計算します:
\[P_i = \sqrt{3} \times V \times I \times \cos\phi\]ここで:
これらの値を式に代入すると:
\begin{align*} P_i &= \sqrt{3} \times 220 \times 100 \times 0.85 \\[10pt] &= 1.732 \times 220 \times 100 \times 0.85 \\[10pt] &= 1.732 \times 22000 \times 0.85 \\[10pt] &= 32397.8 \, \mathrm{W} \\[10pt] &= 32.4 \, \mathrm{kW} \end{align*}機械的出力は、入力電力と効率の積で求められます:
\begin{align*} P_o &= P_i \times \eta \\[10pt] &= 32.4 \times 0.92 \\[10pt] &= 29.8 \, \mathrm{kW} \end{align*}(2) 無効電力の計算:
三相回路の皮相電力は:
\[S = \sqrt{3} \times V \times I\] \begin{align*} S &= \sqrt{3} \times 220 \times 100 \\[10pt] &= 1.732 \times 22000 \\[10pt] &= 38104 \, \mathrm{VA} \\[10pt] &= 38.1 \, \mathrm{kVA} \end{align*}無効電力は、皮相電力と力率から計算できます:
\[Q = S \times \sin\phi\]ここで、\(\sin\phi = \sin(\cos^{-1}0.85) = \sin(31.79°) = 0.527\)
力率が進みであるため、同期電動機は系統に無効電力を供給しています:
\begin{align*} Q &= 38.1 \times 0.527 \\[10pt] &= 20.08 \, \mathrm{kvar} \end{align*}したがって、電動機の機械的出力は約29.8 kW、供給している無効電力は約20.1 kvarです。
問題4:同期発電機の電圧調整率(第三種電気主任技術者試験 類似問題)
定格出力3000kVA、定格電圧6600V、定格力率0.8(遅れ)の同期発電機がある。定格出力時の端子電圧を6600Vに保つように励磁した状態から、負荷を遮断したとき、端子電圧が7260Vになった。この発電機の電圧調整率を求めよ。
解答:
同期発電機の電圧調整率は次の式で定義されます:
\[\text{電圧調整率} = \frac{E_0 - V_t}{V_t} \times 100\%\]ここで:
この値を式に代入すると:
\begin{align*} \text{電圧調整率} &= \frac{7260 - 6600}{6600} \times 100\% \\[10pt] &= \frac{660}{6600} \times 100\% \\[10pt] &= 0.1 \times 100\% \\[10pt] &= 10\% \end{align*}したがって、この同期発電機の電圧調整率は10%です。
この値は、定格出力(力率0.8遅れ)での運転から無負荷運転に移行したときの端子電圧の上昇率を表しています。電圧調整率が小さいほど、負荷変動に対する電圧変動が小さく、電圧特性が良いことを示します。この発電機の場合、10%は一般的な大型同期発電機としては標準的な値です。
演習問題のポイント
本ページでは、第三種電気主任技術者試験の重要分野である「同期機(電動機・発電機)」について学習しました。同期機の基本構造から動作原理、特性、応用と制御まで、幅広く解説しています。同期機は電力系統の発電機として、また特殊な産業用電動機として重要な役割を果たしており、その特性を理解することは電気技術者にとって必須の知識です。
本ページの内容をしっかりと理解し、演習問題を繰り返し解くことで、試験での得点力向上につながります。また、実務においても同期機の選定や運用、トラブルシューティングに役立つ知識となるでしょう。
学習のポイント
同期機の学習で特に重要な点は以下の通りです:
次回の学習では、「変圧器」について解説します。変圧器は電力系統において電圧変換を行う重要な静止器であり、その原理と特性を理解することで、電気機器に関する知識がさらに広がります。